社長のビデオレターを撮影する

先月のことだけど、
会社の後輩から頼まれて、社長のビデオレターを撮影することになった。
隣の事業部の顧客交流会で流すという。
その時社長は海外出張中。海外投資家に向けての、・・・ということで。
社長に接する機会ってなかなかないだろうしと引き受けることにした。


事前に打ち合わせをする。
・「ビデオ編集で何ができるか?」
  テロップを入れられる、画像を嵌め込めるなど。音楽も入れられる。


・「どういう形式にすべきか?」
  インタビュー形式にするか?
  その場合はインタビュアーは画面に映った方がいいか。声だけか。
  それとも「さんまのからくりTV」みたいに
  クイズ形式でそれこそビデオレターっぽくするか?


といったことをざっくり1度話し合って、その時に交流会の企画書をもらって、
結果普通にインタビュー形式となる。
その質問事項を後輩が考えることになって、撮影前にメールでやりとりする。


後はぶっつけ本番。
本社ビル最上階の役員応接室(もちろん初めて入った)にてカメラをセッティングする。
カフカとしたソファーに社長が座って、インタビュー。
1台は三脚に固定して、もう1台は僕が手持ち。


開発でも営業でもなく、役職者でも総務でもない
「ビデオを撮る社員」ってのが珍しかったのかなんか妙に気に入られる。
オカムラ!ちゃんと撮れてるか?」
オカムラ!編集頼むぞ!」
オカムラに向かってズームアップ!」
その場に何人かいたのに、なぜか僕だけ何回も名前で呼ばれた。


学生時代に映画撮ってました、会社にも映画部を立ち上げましたと言うと
「お、そうなのか!」と。しっかりアピールしておく。


昨年までの社長のことは正直、よく分からない。
見かけたこと、1度か2度しかないかもしれない。しかも全く接点がなかった。
今の社長は人の心を掴むのがうまいね。
個人的には好感を持った。
(さらにその前の社長は僕が新人の頃だったけど、
 社食で食べてると「ここいいか?」と座ってきて世間話をしたことが何度かあった)


社長がまたよく喋る。5分のビデオレターのはずが質問を5個用意したら、
初めの挨拶・終わりの挨拶含めて30分を超えた。
これを編集するのがまた大変だった。
質問のいくつかはカット。いいこと言ってても泣く泣くカット。
何よりもまず5分という制約ありきってのは難しいね。


土日に編集して、平日の夜遅く帰ってきてから
チェックしてもらった結果を修正。
タイトなスケジュールだったけど、なんとか完成した。


顧客交流会は7月2日。懇親会で上映されたはず。
果たしてどうだったか・・・

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編集しているときに BGM があったほうがいいなあと
あれこれ探しているうちに見つけたサイト。
http://www.sound-juke.com/index.html


当たり障りない、いかにもーな BGM が著作権フリーで購入できます。
1曲500円ぐらい。今回は僕、自腹で買った。


「映画」的作品ではなく、
ちょっとしたものを撮影・編集して人に見せるときには便利かも。

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この作業、なかなか楽しいので(仕事と比べたらそりゃ当たり前か)
社内のビデオ撮影と編集を一手に引き受ける担当ということで
総務に移籍したい、と思った。