ニューヨーク その35(6月6日)

寝たり起きたりして、そのうちのあるときは夜食を配ってて、
丸パンのサンドイッチをもらう。腹減ってないけど、貧乏性でついつい手が出る。
着陸前の朝食。
Rice を選んだら混ぜご飯みたいなのが、・・・味についてはやめとく。
あと、フルーツ。イチゴ、パインなど。フルーツだけでもよかった。


村上春樹の「シドニー!(コアラ純情篇)」を読み始める。これまた面白い。
やめられなくなる。家に着くまでに読み終わりそう。


無事、着陸。
あー日本に帰ってきた、帰ってきてしまった。
仕事のことを思うと憂鬱な気持ちになった。


入国審査はあっさりとしたもんで、税関もなんとかなかった。
IKEAの袋、「これなんですか?」と聞かれたらどうしよう、と思った。
「冬物のコートです」続けて、「古着屋で買いました」とでも答えるべきか。
それとも宿泊先から頼まれて持ってきたと正直に言って、
申告書の「他人から預かってきたものがありますか?」にチェックしてないのは
酒が何本まで、煙草が何本までという免税範囲を超えたものを預かってないか?
の意味だと間違えました。ととぼけようか。
結局、IKEAの袋を床に置いて申告書を提出したら何も聞かれなかった。
ビジネスですか、と質問されて観光ですと答えてそれで終わり。


到着ロビーは韓流スターが到着することになっていたのか、
おばさんたちが群れを成して待ち構えていた。
誰だったのだろう?


銀行でドルを日本円に両替する。121ドル。結構残った。
前の日倒れてあんまり使わなかったのと
お土産にあれこれ買わなかったのがよかったんだろうな。
DoCoMo の携帯を返しに行く。
次の上野行きスカイライナーを予約する。
1時間近く先で、出国ロビーまで上がって行って
本屋で「シドニー!」の続き、「ワラビー熱血篇」を探す。
あるいは、山本文緒の「プラナリア
どっちもない。
しかたなくそのままスカイライナーのホームまで。


母に電話する。無事日本に戻ってきたよと。
絵葉書がまだ到着してないけど、出したか?と聞かれる。
出したよ、と答える。
(絵葉書は結局次の日、7日に母の手元に届いた)


スカイライナーに乗っている間、「シドニー!(コアラ純情篇)」を読む。
上野駅に着いて、京成線の駅からJRの駅へ。
山手線のホームに立ったとき、日本は湿気があって暑いなあと思った。


東京駅から丸の内線に乗る。
荻窪駅に着いて、スーツケースをアパートまで転がす。
部屋まで戻って来て、さっそく大家さんにチョコレートを持っていく。
スーツケースをトランクルームに持っていく。
帰りに「シドニー!(ワラビー熱血篇)」を買う。
夜食べるものを西友で買おうとするのだが、食欲がない。
機内食がずっと腹に残ってる感じだし、そもそも疲れている。
うどんが3袋冷蔵庫の中にあったよなあ、とあとはネギだけ買う。


土日はこのうどんしか食べなかった。
ネギと増えるワカメと鰹節だけのうどんを3回食べた。
調子のよくなかった腹もようやく元に戻った。


時差ぼけが日本帰ってから出てくるタイプの僕は、
金曜の夜、01:00に寝る → 土曜、04:00 に目が覚める、7:00に二度寝したら 16:00 に目が覚める
土曜の夜、23:00に寝る → 日曜、04:00 に目が覚める、ここで寝たら戻せないとずっと起きている
日曜の夜、22:00に寝る → 月曜、03:00 に目が覚める、・・・
ずっとこういうのを繰り返した。火曜の朝も水曜の朝も3時や4時に目が覚めた。
この週から前みたいに7時に出社する必要は無くなり(というか正確にはできなくなり)、
起きていたり、二度寝したりで8時になるのを待って家を出た。


6月に入って会社はクール・ビズで半袖になる。
一週間忙しく過ごす。夜遅くまで仕事する。
あっという間にニューヨークが遠くなった。


その時差ぼけも土日にはなくなり、昼まで寝てた。
そんなこんなで、ニューヨーク旅行はおしまい。