足が合わない、というか

さらに土曜の話の続き。長くてすいません。
「JUNO」を見終わった後、宮下公園の脇を通って、タワレコのある方に渡って、ABCマートへ。
サンダルを買う。


先日、いつだったか、昼を食べようと蕎麦屋に入ったら
2階の座敷に上がることになってサンダルを脱いだ。
食べ終わって、しばらくして、何かがどっか違和感を感じる。
足だ。でも、最初見たときは気がつかなかった。
また、しばらくして、椅子の上に素足を乗せようとして分かった。
・・・サンダルがいつもと違う。


ベルトの色も数も同じ、そもそものサイズも同じ。
だけど良く見たら、メーカーが違ってた。
素材も違ってて、履き心地が微妙に異なる。


そりゃやっぱ、いい気持ちがしない。
「ほんとの持ち主が水虫だったらやだなあ」と最初思ったけど、
それ以前に間違えてしまったというやらかし感と、
そもそもの他人のを履いているという居心地の悪さ。


どうしようかなあと思う。
サイズは一緒、「他人のだ」という以外は特に問題はない。
でも買い換えた方がいいかなあ?
それから一週間は履いただろうか。会社に革靴履いていくとき以外は。
水虫になることもなく、「ま、いっか」と思いかけていた矢先、土曜になって異変が。


梅雨明けの発表されたこの日、履いてると、
あまりの暑さに、持ち上げた足の裏がサンダルにベタッと張り付いて離れなくなる。
しかもそれが地面に着いた瞬間に擦れる。
元の持ち主が履いているうちに磨り減って生まれた凹凸がそもそも僕の足の裏の凹凸と合わない。
金曜1日履いてて、さらに土曜も長時間履いて、
そんなこんなで歩いているうちに靴擦れというか水脹れができそうな状態に・・・


歩いてると痛くてしょうがないので、給料出たばかりだし、と買い換えることにした。
特にこだわってるわけではないけど、いつも birkenstock なので今回も同じく。
これまでは「履けりゃいいや」と 5000円もしない安物だったのが
この日ばかりは「お。これかっこいい」と一目ぼれして 1万3000円もするのを選ぶ。
スペシャル・エディションの方の、(たぶん)アリゾナのカーキ色。
birkenstock ってアトランタとかマイアミとかアテネとかスパルタとか、
どれも地名になってるんですね。初めて知った。
http://www.birkenstockjpn.co.jp/product/birkenstock/index.html


まっさらのサンダルは履き心地もよく、癒されるような柔らかさであったものの
既に痛み出していた足の裏はすぐにはよくはならず。
それ以上ひどくならなかっただけましか。


買ったとき、それまで履いていたのを店員に捨ててもらう。
もったいないけど、仕方ない。
「これ間違えて履いてったんで、もしかしたら持ち主が名乗り出るかも」ってことで
蕎麦屋に持ってくのもなんだし。
それにしても僕のはどうなっただろう?
間違えられた人は気付いただろうか?気付くよな、普通だったら。
同じように足の裏が痛くなったはず。
捨てられたのかなあ。

    • -

その後、レコファンで CDを物色して、SquarepusherTori Amos の昔の日本盤を買う。
Goldfrapp の珍しいライブアルバムを見つける。(2005年、マンチェスター大学)
それにしてもレコファンはことごとく CDが高くなっていた。
昔はレコファンが一番安かったのに。
経営がうまくいってないのか・・・


バスに乗って六本木へ。18時過ぎ。
ボーナスで freitag のバッグをなんか買おうと新国立美術館に向かったのであるが、
入口の警備員に「17時半で閉館です」と止められる。
ええーここまで来たのに。


つくづくこの日はやることなすことちぐはぐ。
・シネマCQNの場所を間違えて初回のJUNOを見逃して暇を持て余す
・その後曖昧な記憶を頼りに探そうとしたら案の定迷う
・他人のサンダルを我慢して履いていたら痛くて仕方がない
新国立美術館に行ったら閉館時間を過ぎていた


だけど「インディ・ジョーンズ」は面白かったし、「JUNO」は素晴らしい映画だった。
探していた CDも見つかった。
サンダルの出費は大きかったものの、かっこいいのが買えた。


せっかく六本木まで来たのだからと鉄釜で豪快麺を食べて、景気付けにビールと餃子。
大江戸線で新宿まで行って、ヨドバシで CDラックを買って帰る。