新事業創出タスクフォース その6

その後ちょこちょこ考えた、メモ。


・表現を志す若者がいる、たくさんいる、千差万別だったとして
 彼らの作品が並んでいるだけのサイトは、
 サイト自信にも個々の作品にも注目が集まらない。

 
 僕自身、見ない。
 もし仮に5000人集まったとして、
 Rating されて上位10%の500作品が上位に来たところで
 それらの1つ1つを見る気にはならない。
 何よりもまず、めんどくさい。


 だから、単に集めるだけではだめ。


・素人が実名で、匿名で、表現をアウトプットする場は
 手段として出尽くしてはいないだろうけど、
 飽和状態にあるように思う。
 逆に、中途半端な場がありすぎて機能していない。


・本当に才能があって、勢いがあったら、何かしら世に出れるはず。
 そこにWEBだのITだのはあんまり関係ないだろう。

 
 足りてないのは、改善の余地がまだ残されているのは、
 その才能を見つける、広める、評価する、
 あるいは束ねる方じゃないか。


 その場合、匿名の素人の評価ってのもまた飽和状態で
 「多くの人が指示している」「著名なブロガーが評価している」
 ぐらいのレベルにならないと役に立たない。
 しかも著名な人ってリアルな世界で実名で著名だったりするし。


 むしろ必要なのはプロの目利き?
 その有機的な連携をWEB上でできないか?


WEB2.0って最近聞かないけど、
 情報を受け取る < 情報を発信する
 ということだとしたら、それはもう飽和状態にあって、
 揺り戻しに入ったのではないか?
 淘汰の時代。


 リアルな世界との連携の仕方が、また少し変わるはず。
 でも、どんなふうに?

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なんとなく、今日思いついたこと。


・誰でもブログが書けるとか、誰でも商品の評価が書ける
 というのはもう、いらないんじゃないか。


 (あってもいいけど、
  それが100%正しいWEBの民主主義ではなくなるのではないか?
  というか、WEBに民主主義はあるとしても、
  平等な世界では決してないと思う。
  ユートピアとしてのWEBの時代はとっくの昔に終わってしまった)


・選ばれた人、その分野での有能な人がいて、
 それらの人しか集まっていない場があってもいいのではないか。
 (SNSって言うのは嫌だけど、SNSとする)


・会員はそのサイトの中でなんらかのカテゴリに属して
 (茶道、日曜大工、アメリカ文学・・・)
 ブログを書いたり、商品を評価したり、ブックマークを公開したりする。
 つまり、その分野での目利きの意見となる。
 で、書くことは好きに任せる。
 WEB上で誰でも読める。


・会員になるには、既存の会員の紹介を必要とするが、
 さらに、会員の中での投票を要する。
 かなりの高評価でないと入れない。
 その分野での上位3%ぐらいの人しか許されないようなイメージ。


・とにかく、そのサイトの会員であることがステイタスであること。
 (ステイタスを下げそうな会員は投票で除名してもいい)


・カテゴリは幅広く、網羅すること。
 新しいのがポコポコ生まれるでいい。


All About Japanなんかが近いんだろうけど、
 おそらくあれは編集部があって、
 ライターが発注されて書いてるのではないかと。
 そういうのじゃなくて、あくまで好きに書かせる。
 ユニークな内容だとよし、
 かつ、その分野ならではの専門性が語られているとベター。


・こういう目利きたちが
 「この作品はいい」「この皿はいい」とか言うわけだから
 アフィリエイトの収入は他の一般的なサイトよりもよいのでは。


・でも、そういう著名人をいかに引き込むのかが難しい。
 あと、サイトとしてのブランド化。


・もしかしたら、こういうのってもうあるのかも。
 あるけどうまくいかなかったとか。


・本当に著名な人はこういうの入らず、個人のサイトを運営するか・・・
 例えば今、糸井重里を思い浮かべた。


もっと話を単純にすると、
既存会員がみな「こいつ面白いなあ」と思った人でないと
入れないブログのサイト。