ことぶき通り商店街について考える

新規事業のワークショップもそろそろ大詰め。
みんなで事業計画書を書いている。
一言で言うと、地域情報提供サイトの立ち上げ。
柏だったら柏の町で TokyoWalker にも HotPepper にも決して出てこない、
その町に住んでる人しか知らない情報を提供する。
こういうのってその町に根付いたサイトはあれこれあるだろうけど、横のつながりがない。
ゆくゆくは全国のいろんな町をつないで大きなネットワークを作る。
読者の投稿なんかも集めて、どこよりも地域情報を集める。
最終的には地域活性化のプロデュースへと向かう。
(ビジネスモデルとか、これ以上のことは内緒)


あれこれいろんな理由で、試験的な立ち上げを行うならば柏になりそう。
今、柏って「千葉の渋谷」って言われてるとのことで。
ストリートミュージシャンが大勢いたり、
駅の裏に古着屋が集まっている「ウラカシ」があったり。
どうも今、柏が熱いらしい。


なのでこのところ柏について調べてるんだけど、
だったら自分の住んでるところはどうなんだ?荻窪はどうなんだ?と思ったときに、
すぐ思い浮かぶのは北口の「ことぶき通り商店街」
ここがいい具合に寂れてるんですよね・・・
http://www.kotobuki-dori.com/


荻窪だったら教会通りの方が有名かな。
「Switch」とか、いい感じのバーがあったり。
こっちの方はほんと、もう普通の商店街。
布団屋とか豆腐屋とか電気屋とか。
しかもそのうちのいくつかは年配の方が切り盛りしている。
おしゃれな感じの雑貨屋とか居酒屋もあるにはあるが、僕は入ったことがない。
さあ、この商店街を活性化するにはどうしたらいいだろうか?
自分の中でこっそり演習課題として考えてみるが、難しい。
そもそもツテが無くて何も聞き出せてないし。
会社の行き帰りに中を通ってみるだけ。


昨年だったか、七福神をモチーフにしたかわいらしい動物のキャラクターをつくって、
それを実際に置物にして、商店街の辻々に配置した。
上記のサイトのトップページにそのイメージ図がある。
ここから読み取れるのは、ターゲットは子供とその両親、おじいちゃん・おばあちゃんだ。
子供たちがこれらキャラクターに会いたくなって
商店街に出ようと両親やおじいちゃん・おばあちゃんを誘う。
それらの人たちが商店街でお金を落としていく。
構図としては正攻法で、正しいと思う。
でもやっぱこれだけじゃ弱いんだよなー。


例えばさ、きれいなパイプ椅子を道のあちこちに用意している。
せっかく用意したというのに、これに座っている人を見たことがない。
なぜ座らないのかと言えば、やはりここは通り道でしかないからだ。
そもそも老若男女押し寄せるような魅力的な店に乏しいのはまあ先の課題として、
まずは商店街に人を定着させたい、憩いの場として意識してほしいのだと思う。
だったらパイプ椅子を置くだけでは人は集まって座ったりはしない。
座るだけの理由が無きゃいけない。
スタートは簡単なことでいいと思うんですけどね。
自販機を置くとかさ。
夏、暑くて自販機でジュースを買う。
目の前の日陰にパイプ椅子がある。
「ああ、ここは便利だなあ」という印象を無意識にも持つ。
「自販機とセットにしたらいかがですか?」
簡単にできることとして僕は提案したい。


自販機っつったらさ、いろんなメーカーのいろんな自販機を、
オーソドックスなものから珍しいものまで集められるだけ集めて、置いとくってのは?
カップヌードルは全種類。おでんも当たり前。可能なら地方の珍しいジュースの類も。
駐車場にしたら固定額の収入は入るだろうけど、それ以上のものにはならない。
だったらさ、同じスペースでこういうのやったら?
珍しくて人は集まると思うけどね。
そんでオリジナル商品を売る、ここだけの自販機も置くの。どうかな?

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おまけ。珍しい自販機がないか探してみたら、「山田屋」というサイトを見つけた。
http://www3.famille.ne.jp/~nom/jihanki/jihankiframe.html
あと、「自販機テレビ」だって。
http://www.jihankitv.com/

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荻窪LUMINEの新星堂でCDを買ったときに、「荻窪百点」というタウン誌を見つける。
こういう紙のタウン誌を取り込んでいきたいんですよね。そういうイメージ。
紙には紙のよさがあるんだけど、うちにも情報提供しませんか?という。