先日、会社の同僚と話していたら、ネタは寝台列車のことに。
いつか乗ってみたいもんだと。
懐かしい気持ちになる。
小さい頃、上京するとなると必ず寝台列車だった。
2段か3段の。
東京に行くとなるとものすごく嬉しかった。
東京に行くことそのものよりも、寝台列車に乗るということが。
ワクワクして1週間前から寝付けなかったなあ。
何の漫画を読もうとか。
夜中にその漫画を読むために、豆電球と乾電池で懐中電灯を手作りしたこともあった。
それぐらい、テンションの上がるイベントだった。
青森駅から乗って、翌朝、上野駅へ。
新幹線が八戸まで通って今はもうないんだよなあ。
と思って念のため調べてみたら、実はあった。
あれ?そうだったんだっけ?参照↓
http://homepage1.nifty.com/hodo/burutore/akbn/index.htm
「あけぼの」ってのが今でも走っているようだ。
うーん。乗りたくなってきた。
札幌行きのゴージャスな「北斗星」は今、青森に停まらない?
http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/hokutosei/
一番豪華な「ロイヤル」だと片道で合計、36,150円だって。
フランス料理のディナーが7,800円。
往復だと10万弱。走るスィートルーム。
利用してるのは裕福なシニア層ばかりなんじゃないか。
もちろん乗ってみたいけど、10万あって国内旅行だったらもっと別な使い道するなあ。
寝台列車って、安っぽい方が旅情をかきたてないですか?
2段のやつとかさ。狭くて、寝てるだけの。
揺られながら、缶ビール飲んで。枕もとのライトをつけて小説を読む。
時々、小さな窓覆いを開けて、外の風景を眺める。
真っ暗で寝静まった町が通り過ぎていく。
ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン。
いつの間にか僕は眠ってしまっている。
時々、目を覚ます。
一瞬、ここはどこだ?と思う。
あ、そうだ。僕は寝台列車に乗ってたんだっけ。
窓覆いを開けると、夜明け。
真っ白な空、真っ白な町。
ゆっくりと、通り過ぎていく。
上野着、上野発ってのもまたいいんですよね。
「津軽海峡冬景色」で歌われているように、「上野発の夜行列車」なのですよ。
東京から九州へと向かう寝台列車もあるんですね。
夜に出て、次の日の昼に大分(「富士」)か熊本(「はやぶさ」)に到着する。
これもいいなあ。
僕は本来、鉄道には興味がないんだけど、
寝台列車にはフェチなものがあるかも。
次の青森帰省は、できたら乗りたいなあ・・・