「噂の刑事トミーとマツ」

幼心に響いた物語としてこの前ゲームブックのことを書いたわけですが、
他に思い出したのが小さな時に見たドラマ。
いわゆる大映系のやつ。
スチュワーデス物語』『不良少女と呼ばれて』『スクール☆ウォーズ
ポニーテールはふり向かない』『少女に何が起ったか』『天使のアッパーカット』
懐かしいですね。毎週土曜夜の『ポニーテール…』をどれだけ心待ちにしたか。


Wikipediaで調べてみたら『家政婦は見た!』のシリーズも大映だったんですね。
そう言われてみるとテイストが似ているかもしれない・・・!?


10代半ばまでは大映系以外だと
『不揃いの林檎たち』のシリーズとか、『パパはニュースキャスター』とか、あれこれ思い出す。
日々いろんなドラマを見たもんだ。


ドラマに限らずどのジャンルもそうなんだけど、
物心ついて幼稚園の頃に触れたものはどれも強いインパクトを残している。
その多くが忘れられない。『Gメン』とかね。


中でも一番印象に残っているのは、『噂の刑事トミーとマツ
国広富之がトミーで、松崎しげるがマツ。一話完結で事件を解決する。
トミーは普段弱々しいのに、犯人を追っていて切羽詰まってくると
マツが「おまえそれでも男かーっ!?男じゃなくて女だろーっ!?」って前ふりで
「ト・ミ・コー!!」って叫ぶとトミーの耳がピクピク動いて百人力となるという。
ウルトラマンの変身みたいだった。
(時々、マツコもあったね)
僕なんかは名前がトヨヒコだったから、トヨコと呼ばれた。


これ、僕らの世代(30代半ば)だと見ている人が意外と多くて、
飲んでて話題に出すと結構盛り上がる。
あーあったよねー!!って。


今思うとこの組み合わせがいいよね。
特に松崎しげる。あの頃は今のように黒光りしていなかった。
もっと普通の人だった。
でも役柄はトコトン、マンガっぽくダメ刑事っぷりを発揮していたなあ。


調べてみたら DVD の BOX セットが出てるのね。
トミー編とマツ編がある。
誰か持ってたら借りたいなあ。
昭和50年代の雰囲気に浸りたいなあ。


80年代初めぐらいのこの頃のドラマが
ストーリーも演出もキャラクターもとてもよくできているように思えるのは
ただ単に過去の思い出が美化されているのか。
それとも、日本映画界からテレビへと優秀な人材が流れて行ったのか。
なんにせよ、以後、テレビドラマはテレビドラマとして
閉じられたものになって、やせ細っていったように思う。
トレンディードラマがそのアダ花で、
踊る大捜査線』に代表される昨今のメディアミックスが
ようやくのブレイクスルーだったのか。


もう1つ懐かしく思ってて、でもタイトルなど思い出せないのが、
『コメットさん』の続編みたいなやつ。