秋の情報処理試験

昨日は秋の情報処理試験の日。珍しく受けに入った。
2003年のソフトウェア開発技術者以来だから7年ぶり??


受けたのは「ITサービスマネージャ」
開発ではなく運用寄りの内容なので僕の仕事にはあんまり合ってないんだけど、
テキストを見る限りにおいては秋のラインナップの中で最も受かりそうだった。


22時半に寝て、6時半に起きる。
それでもまだ寝たりない。
洗濯をして、ご飯を炊いてレトルトのカレーを掛けて食べる。
外に出る。ファミマで無印良品のシャーペンを買う。
前日、筆箱の中を見たら1本しかなくて不安に思った。


試験会場は西新宿のビル。9時半開始。
ちらほらと受験者が集まりだす。
みな、地味な野暮ったい格好をしている。当たり障りのないシャツにジーパン。
いや、試験なのだし着飾る必要はないのだが。
彼らはいつだってこんな格好なんだろうな。
普段も地味な色のスーツを着てネクタイを締めているところを思い浮かべた。
ああ、日本の「IT」なるものを支えているのは実は彼ら
無名の技術者・エンジニアなのだ。


女性は50人の部屋に3人ぐらいか。少ない。
やはりITサービスマネージャが一番地味であるように思う。
午前Iの時点で8割ぐらいか。
午前Iが免除だった人が増えるかと思いきやそんなことはなく、
一科目ごとに少しずつ受験者は減っていった。


午前IIを終えて、昼休み。
食べたら眠くなるので僕は何も食べず。
黙々とテキストを読む。
気になって、自己採点ではないがいくつか迷ったところを確認する。
午前Iと午前IIは共に8割ぐらいできてそうだ。


しかし問題は午後。
どんどん専門性が高くなって午後から記述式。
午後Iは合格ラインの6割はギリギリかな。やばい。
この辺りから試験中の受験者がどんどん脱落していく。
開始30分で退出したり。


午後IIは論文。ごっそり2時間もあったら暇を持て余すんじゃないかと思いきや、
全然足りなかった。「書く」だけならなんとでもできるはずの僕が時間に負ける。
文章が荒く、内容も薄っぺらい。これはアウトだな。
制限文字数は辛うじてクリアしたけど、
書いてる内容が「ITサービスマネージャ」じゃなくて
「プロジェクトマネジメント」に近い。
(だからと言って「プロジェクトマネジメント」に受かる力があるわけでもない)
やっぱ実際の経験がないと厳しいなあ。
自分が手掛けたITサービスについて書くことになっていて、
「これっていくら嘘書いてもばれないんじゃん?」
「物語の背景と登場人物を考えればいいんでしょ?楽勝楽勝」
なんてタカを括っていた自分が甘かった。


これまた途中でごっそり脱落する。
終わりまで受けていた人は3割ぐらいか。


来年受けるだろうか?
論文対策の通信教育をやったほうがよさそうだが、そんな時間と金はあるか。
なんだかもったいないな。
またしばらく情報処理の試験は受けないんだろうな。


行きは西新宿からだったが、帰りは中野坂上まで歩いていく。


帰って来て、西友で買った材料を元に
ベーコンとウィンナーのジャーマンポテトをつくる。
何もする気になれず、DVDを観る。
是枝監督の『ワンダフル・ライフ』と
ギュンター・グラス原作の『ブリキの太鼓』を観る。


試験勉強の時間がなくなって明日から暇になるかと思いきや、
また別の作業で忙しい。