津軽線に乗る

7時に起きて箱根駅伝を見る。
法政、大東、順天堂、亜細亜が出場していない。時代は変わったと思う。
1区は早稲田と日大。2区は東海のエースと日大・拓大の外国人留学生。
うーむ。これは早稲田がぶっちぎりで往路優勝するんじゃないかってとこで、
母と今別の祖母の家へ。津軽線に乗る。
数年ぶりの駅はキオスクがなくなってガランとしている。待合室に誰もいない。
真ん中にストーブ。カラカラと火が燃え上がる。暖かい。


時間が来て乗り込んだ津軽線も客はまばら。
昔は帰省シーズンともなると混んでいたものだが。
誰も乗らないんだろうな。


蟹田まで行って、三厩行きに乗り換える。2両編成。
蟹田までの車両は東京的な座席が壁沿いの一列になっているものだが、
蟹田からは懐かしの4人掛けのボックス席。
津軽宮田を過ぎて田んぼが広がる。
今日は吹雪ではないが、静かに雪が降っている。
蟹田まで来て、背後に海。津軽の、落ち着かない灰色の海。
乗り換えて山の中へ。
大平から津軽二股まで、トンネルをいくつも通り過ぎる。
iPhoneを取り出すと圏外。
まばらな木々と雪の中と。


津軽半島の外れ。無人駅で下りる。
下りてきた車掌に切符を渡す。
久しぶりに母の実家へ。雪の中を歩く。
小さい頃に買いに行ったお菓子屋が店を閉めていた。


従姉妹や姪っ子たちと会う。
箱根駅伝は5区。
それまで早稲田が1位独走だったのが、山登りで東洋大柏原に抜かれる。
そのまま往路優勝。
早稲田、それまでの走りはなんだったのか。いい駅伝だったのに。
去年も思ったけど、東洋それでいいのか。
柏原は今年スランプとなり、体調も悪く、ようやく復活した箱根ということだったが・・・
「5区大逆転」という流れが当たり前になるというのはほんとつまらない。
かといって僕が東洋の監督だったらそりゃ5区は柏原だ。
勝負の世界はいろんな意味で厳しい。
勝つと思われていて順当に勝つことの難しさ。


その後奄美大島に住む大家族がどうこうという特番を部分的に見る。
これまでずっと見てた人からあれこれ裏を解説してもらう。
最後の場面は一昨日、大晦日。よくやるなあと感心する。


15時半の上りで帰ってくる。こちらは蟹田で乗り換えなし。
乗ってるうちに夕暮れ、降りる頃には空が暗くなっている。