ベルリン その1(2/4:成田空港)

5時起き。目覚まし時計をスーツケースの中へ。
荷物の準備は昨晩のうちにあらかたできている。
普段部屋で着ているユニクロのスウェット上下とスリッパをそれぞれ袋に詰める。
手持ちの鞄にパスポートやホテルのバウチャーなど入っていることを確認する。
着替える。セーターにこの前買ったカーゴパンツ。青のダウンジャケット。
ガスの元栓を締める。エアコンやヒーターのスイッチを切る。
6時には部屋を出る。
駅までの道を半分まで来たところで腕時計を忘れたことに気付き、引き返す。


丸の内線に乗って新宿へ。6時半前。それほど混んでない。
新宿でJRに乗り換える。成田エクスプレスに乗る。
久々に乗ったらスーツケースはワイヤーロックをかけられるようになっていた。
前からか? 何年か前に乗ったときがバックパックだったから
気付かなかったのかもしれない。


4人家族が、固まらずにそれぞれ窓際の席に1列になって座っている。
父親は景色を眺め、息子はiPhoneを操作している。


渋谷、品川、東京、成田空港第2ビル。
コニー・ウィリス
犬は勘定に入れません −あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』の上巻を読む。


空港に到着する。
改札を出てパスポートのチェックを通過して、3階へ。
ブリティッシュ・エアウェイズのカウンターへ。チェックイン。
スーツケースを預ける。JALマイレージのカードを見せて登録してもらう。
帰りの分は帰りのチェックインのときにまた申し出て欲しいとのこと。
ロンドン・ヒースロー空港での乗り継ぎ案内の説明の書かれたコピーを受け取る。
ターミナル5の中での乗り継ぎになりますということで
それほどややこしいことにはならないようだ。
FAQもあってとても分かりやすい。
事前に調べてみたらセキュリティ・コントロールだけで入国・出国の審査は不要とあった。
BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)とヒースロー空港は旅行者にとってとても親切だ。
http://www.heathrowairport.com/portal/site/heathrow/menuitem.ff9ffbbb109c73feac81cb109328c1a0/?lang_code=ja


身軽になって、まずは海外旅行の保険を申し込む。
ベルリン6日間の一番安いので7,180円。それなりにした。
両替。8万円が680ユーロになる。


昨日の夜からたいして食べてない。
4階に上がって食事のできる店を覗いてみる。
カツカレーが食べたい気分だったが、どれもお金のかかる割りにそんなおいしそうでもなく。
結局マックでメガマフィンのセット520円。
ベルリンのガイドブックを読みながら食べる。


携帯の充電器を買うかどうか迷ってやめる。
「もしかしたらあったほうがいいかも、保険として」なんて考えるが。
最初から最後まで携帯を使わない、
もしもの場合は日本語のできる人を探してなんとかする、でよいのではないかと割り切る。
不要な買い物はしない。


さっさと出国手続きへ。
ゲートでコニー・ウィリスを読んで時間をつぶす。
母に電話をする。


時間が来て飛行機に乗り込む。
僕の席は右側の窓際だったんだけど、非常口の関係で右横、大幅にスペースが空いている。
なんかそこだけビジネスクラスっぽい。


BAのビジネスクラス(「クラブ・ワールド」という)は各席に仕切りが設けられていて、
何十年も前のSF映画に出てくる宇宙船の中のよう。
席によっては後ろ向きになる。前向きの席、後ろ向きの席が交互に並ぶ。
参照 http://allabout.co.jp/gm/gc/53449/


iPhone機内モードにする。
DoCoMoの携帯も電源をOFFにする。
iPhoneは海外のパケットし放題を利用して目いっぱい使うつもりでいたが、
何か手違いがあって過大な請求になっても嫌だな、と一切利用しないことにした。
ことあるごとにTwitterを開いて、「ベルリンなう」と打つのもあほらしいし。


11時過ぎに離陸する。
機内サービス。飲み物を聞かれてビールにすると、ハイネケンとオランダのグロールシュ
ハイネケンにする。
機内食のときには「ワインはいかがですか?」と。いいね。気前がいい。
白にすると「アルゼンチンにしますか、スペインにしますか?」
アルゼンチンにする。
機内食はチキンとパスタで、チキンにする。
マッシュポテトやタルトなど。


それにしてもいつも思うのは、こういうときについてくる
小さな容器に入ったミネラルウォーターはどう飲むのが正しいのだろう?
容器のまま飲むのだろうか?
カップにあけるのだろうか?
後者だと最初思ってたんだけど、
後でそのカップでコーヒーか紅茶を飲むことになるだろうし。
周りの人がどうするかそれとなくチェックするんだけど、飲んでる人を見たことがない。