レベッカ

しばらくバービーボーイズばかり聞いていた時期があって、
となると次はレベッカ


年明けに Blu-spec CD で再発されるみたい。
でもこれがリマスター音源なのかどうかが不明でヤキモキしてる。
2007年に紙ジャケ&リマスタリングで再発されたとき、ボヤボヤしてるあいだに
肝心の『Rebecca IV - Maybe Tomorrow』を買い逃してしまったんですね。
今、amazonでは1万5千円ぐらいする。あー。
この価格を知ってしまうとどうしても欲しくなる。
中古屋を回って安いの探すか、それとも年明けまで待つか。
昔から出てるのは音が薄いし。音が全然違う。
あれこれ悩ましく過ごしているうちにこの週末、
ひょいとamazonで帯付きで8千円のが出品され、思わず1-Clickで買ってしまった…
相場を知らない人が間違って出したのだろうと。


2007年の紙ジャケも年明けの Blu-spec CD も
なぜか『Remix Rebecca』が再発されない。
(それで言ったら続編の『Olive』もだけど)
『Remix Rebecca』ってけっこう大事なアルバムなのに
代表曲の「フレンズ」や「Maybe Tomorrow」ははずさず、
シングルだけの「Raspberry Dream」が収録されていたり、
隠れた名曲の「.(It's just a) Smile」が英語バージョンだったり。
その後、今に至るまで乱発されたベストアルバムよりもベストっぽい。
リマスタリングされないのは
いかにも80年代なシャリシャリした音が今の耳に厳しいからだろうか。


そういえば、12inchの「Motor Drive」や「Cheap Hippies」のリミックスは
フランソワ・ケヴォーキアンだったような。今も入手可能なのだろうか。
リミックスを集めた『Rebecca Complete Edition』や『Legend Of Rebecca
辺りで聞けるのだろうか? さすがにその辺までは持ってない。
違うんだろうなあ。こういうの誰がリミックスしてるのだろう?
今、『Remix Rebecca』を引っ張り出してみたら
1曲目の「Raspberry Dream」だけがフランソワ・ケヴォーキアンだった。
他は、うーん、名前を見ても分からない。


今、聞き直すと「One More Kiss」は静かな美しい曲というイメージだったのが
ギターは神経質なガラス細工のようなフレーズを織り連ねて、ベースはダブ。
こんな曲だったのか? 
トレードマークの Nokko の声と土橋安騎夫のシンセの陰に隠れて
結構実験的なことをしてる。「Monotone Boy」の途中のノイズの高まりが
中学生時代、かなりの衝撃だったことを思い出した。


最後に。『Coupling Songs Collection』を拾い聞きして感じたのは
レベッカのシングルのB面はいい曲そろえていたなあと。
「One More Kiss」に対する「Noise From Your Heart」
「Raspberry Dream」に対する「Motor Drive」など。
アルバムに入ってないのが不思議なぐらい。
「Monotone Boy」もそうだけど、これらのシングルのA面が
そもそもベストアルバム以外に入ってないですからね。
いかにシングルを大事にしてたか。


「Moon」のB面だった「Virginity」のライヴ・バージョンがとにかくいい。
ライヴだと歌も演奏も実はそんなに上手ではない。
でも、この空気感というか存在感がレベッカなのだなあと思わせる。