瀬戸内海

学校関係の同窓会的集まりで2月の土日に尾道・倉敷を訪れることになりそうで、
日にちはまだ確定せず、タイミングが会えば今年の1週間の休みと重なる。
そうなったら僕はひとり引き続き、そのまま西日本を回ってみようと考える。
だったら瀬戸内海の島をいくつか舟で渡ってみたい。
アートの島とされる3島、直島・豊島・犬島はいつか行ってみたかった。
http://www.benesse-artsite.jp/


というか、瀬戸内海を見てみたい。
日本海でもなく、太平洋でもない第三の海。
穏やかなのか、静かなのか。
アーシュラ・K・ル=グィンに『内海の漁師』という短編集があって
内海の漁師」とは何を指すかと言うと浦島太郎のことなんですね。
だとするとここで言う内海とは瀬戸内海のことなのか。
昔、そんなことを考えた。
(ちなみに、SFなので時間が関係します)


誰から聞いた話だったか、本で読んだのか、
瀬戸内海に浮かぶ小さい島を訪れたとき、とても静かだった。
なぜかと考えたとき、道路がなくて自動車が走っていないからだった。
どういう風景なのだろう。
僕は新藤兼人監督の『裸の島』を思い出す。
一家族だけが住む島。小屋を建て、畑を耕し、来る日も来る日も無言で水を運ぶ。
監督は確か広島出身だった。あれはやはり瀬戸内海なのだろう。
どこでもない海、どこでもない島、寓意的などこでもない国のようでありながら。


1週間の休みと重ならなかったら
尾道・倉敷は1泊2日で戻ってきて、休みの方は東北を回る予定。
以前書いたけど、陸前高田市へ。
どちらを選ぶか悩ましいけど、結局は時間を見つけて両方訪れるのだと思う。