眼科へ

午前中、眼科へ。
2週間前にも来てみたのだが保険証を紛失してこのときは受診せず。
再発行されたのでようやく診察を受けることができた。


年末に左眼の飛蚊症に気づく。大きくはならないけどなくなりもしない。
それが見えるのか何なのか気になって捉えようとしたのが眼を酷使したのか
ここ数週間は目も疲れて視力が下がったように思う。
遠くがぼんやりと滲んで見える。左眼の方が特に。そんな状態。
これまでにも何度か疲れ目から一時的に視力が下がったことがあった。
しかしそれも目薬を定期的に打ったり目を休めるようにしていると
いつのまにか自然と直っていた。今回もそうなってくれるといいのだが。
この2週間の間で飛蚊症よりもそちらの方が気になるように変わった。


この前よりも早く9時に到着するが前回同様満席。
たまたま近くにあったのがここなんだけど、ここに限らずどこもそうなんだろうな。
眼鏡・コンタクト人口も高いし、眼科っていつも大勢患者を抱えているように思う。
(そう言えば20世紀前半は貧しい地域に伝染性の眼病で失明する人が多く、
 全国の町村で目医者が今よりも二倍か三倍はいたと聞いたことがある)


1時間近く待つ。壁には緑内障への注意喚起のポスターが貼られている。
紙いっぱいに広がる幾何学的な升目模様。
1mぐらい離れて眺めたときに欠けたところがないか自己診断する。
40代以上の30人にひとりが緑内障になるという。
一度欠けてしまった領域は元に戻らない。薬でどうこう、とならない。
こういうことが平気で書かれているから、眼科が一番怖い。


僕の番になる。まずは視力の検査からというので片目ずつ覗いてみると
草原の中に建つ家がピンとが合ったり合わなかったりを繰り返す。
調節能力を試されているのだろうか。
次は眼圧。人間ドックでもやるけど眼球に空気が吹き付けられる。
これ、何度受けても慣れない。ビクッとしてしまう。
その次にようやく視力の測定。
左眼の視力が大幅に下がっているんじゃないかと怖かったけど、
受けてみたら普通に両目とも1.5あった。左眼ももっと先まで見えたな…
今は2.5ぐらいあったのが2.0にまで落ちた状態なのか。
なんにせよほっとする。


診察室でもっと詳細な検査を受ける。
鋭い光を当てながら眼球を上、右上、右、右下、下、左下、左、左上と動かして
測定器越しに医者が毛細血管の状態などを調べる。
終わってもう一度今度はルーペで覗き込む。
結果左眼は生理的な飛蚊症であって、問題なし。
一言で言えば眼の老化。網膜剥離などの病気ではなかった。


ただ、眼圧がどちらも正常よりも高かったので
ビタミンの入った眼精疲労の目薬をもらって一ヶ月様子を見ることになった。
視神経を束ねる箇所がゆるくなって、疲れ目の原因となる。
不思議なことに右眼の方が眼圧が高かった。


大事にならずにすんでよかった。
目薬を差して、しばらく様子を見る。