谷根千を歩く その2

8時半過ぎに部屋を出て、丸の内線で東京駅へ。
山手線に乗り換えて日暮里へ。10時前。
北側の改札を出るとさっそく谷根千の地図を持って待ち合わせをしている年配の方たち。
外を出て歩き出すと30人ぐらいのやはり年配の団体が旗を振ってワイワイと歩いている。
お寺があって、中に入っていく。朝早くからスタートしてるんだろうな。


左側には谷中霊園。せんべい屋が早くから開いている。
たわしやほうきを売っている雑貨屋が昭和のまま時間が止まっているかのよう。
西に伸びた道をまっすぐに進んでいくと下りの坂道になっていて
あの向こうが谷中銀座商店街なのだろうか。
そちらには行かず、まずはこの日訪れることになっていた
「朝倉彫塑館」と「幸田露伴居宅跡」を探す。
途中、「初音小路」というささやかな横丁を覗いてみる。まだどこも閉まっている。
「薬膳カレーの店じねんじょ」が気になる。名前を忘れたけど猫系雑貨屋があった。


「朝倉彫塑館」はすぐ見つかったものの、「幸田露伴居宅跡」がなかなか見つからない。
谷中霊園に面した住宅街の狭い路地をグルグルと回る。
家そのものは残っていなくて、居宅跡だと示す掲示があるだけだという。
民家に通じる小道を入って行ったりして、住んでる方に怪訝な顔をされる。
こういうよそ者ばかり日々朝昼晩と歩き回っていて大変なんだろうな…
幸田露伴居宅跡」は何度も通りがかって見落としていた角にあった。
物干し竿の並んだ普通の住居、その一角が切り取られていた。
ピアノ教室が2軒向かい合っていて、赤いオープンカーも通り過ぎる。
何気に谷中はハイソなところなのか。
白の建物にガラス張りの「ショコラティエ イナムラショウゾウ」が
違和感なく溶け込んでいる。
http://www.inamura.jp/index.html


谷中銀座商店街の通りへ。
夕やけだんだん」の階段を下りていく。
いくつかの店が開店準備中。
狭い通りに古本屋、雑貨屋、カフェ、せんべい屋などが立ち並ぶ。
シャッターの下りた店先にお椀が置かれていて、黒猫が餌を食べている。
店先でメンチカツやコロッケを売る店がおいしそう。3つあったかな。
「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」という店が面白かった。何気にほしい。
http://www.ito51.com/


端まで歩いていって南北のよみせ通りをまずは北へ。
こちらは道が広くなって、午前中だからかどこか閑散としている。
肉屋とか韓国料理屋の並ぶ中、
窓には谷中で開催される落語会のチラシが貼られ、
店の間に挟まった「延命地蔵尊」の小さな社をおばあさんがお参りする。
また引き返す。ブラブラと歩くうちに
岡倉天心記念公園」(これはまあ小さな普通の公園)に出て、
その先が「へび道」住宅街をウネウネとうねる。
ここもまたチラホラと民家を利用したカフェがあったり。
抜けた先に突き当たった東西の通りを西へ進んでいったら、
根津神社入り口の交差点で、昼に食べる予定の「よし房 凛」があった。
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13018408/


引き返しもう少し探索。
寒かったのでその後皆と落ち合ったときに食べることはなかったけど、
食後のデザート候補だった「芋甚」があった。
昭和のアイスクリームがおいしいとのこと。
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13003559/


裏通りに古民家カフェがひっそりと店を構えていたりする。
入らなかったけど、こういうギャラリー兼カフェがあったり。
「マルヒカフェ」
http://konoike.org/maruhi/


11時前。待ち合わせは11:20頃。
さらに下調べしておこうと根津駅まで歩いていって
唐揚げの「とり多津」と
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13131880/


ジャンボメンチカツの「中川屋」を探す。
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13103008/


11時を過ぎて、待ち合わせ場所である根津神社入り口の交差点へ。


なお、谷根千の案内としてはこのサイトが分かりやすい。
谷中・根津・千駄木の歩き方。」
http://www.yanesen-kaiwai.com/pg67.html