プラネタリウム

都内のプラネタリウムを回ってみたいという話になる。
いくつかサイトがある。


「東京プラネタリウム
http://www.planetarium.me/


「Let's Enjoy Tokyo 東京のプラネタリウム
http://planetarium.enjoytokyo.jp/tokyo/


プラネタリウム・ガイド 東京のプラネタリウム
http://www.planetarium-guide.net/list/03_tokyo.html


見てみると築地にあったりするんですね。「タイムドーム明石」
杉並区にもあった。「杉並区立科学館」
意外と近かった。歩いて15分ぐらいだろうか。


今回はまずは手近ということで渋谷の「コスモプラネタリウム渋谷」へ。
桜丘町の方にある。19時の回のプログラムは「はやぶさ」とあった。
http://www.shibu-cul.jp/guide_cosmo.html


宇宙つながりで帰りに『ゼロ・グラビティ』を観に行くことにする。
視覚効果賞や音響編集賞などテクニカルな部門を中心にアカデミー賞では圧勝、
しかし作品賞だけは取れなかった。ノミネート10部門のうち最多7部門を獲得。
作品賞は『それでも夜は明ける
僕は今年、作品賞と監督賞は分かれるだろう、
ゼロ・グラビティ』が作品賞で、
それでも夜は明ける』のスティーヴ・マックイーンが監督賞だろうと予想していた。
逆だった。


渋谷は雨。渋谷区の総合文化センターの12階だった。
プログラムは「はやぶさ」かと思いきや、それは土日で、水曜は「天文教室」だった。
ありものの映像が流れるのではなく、ナビゲーターの方が話しながら進めていく。
1・2月のテーマは「星空と文学」で、
3・4月のテーマは「現代望遠鏡から見たメシエ天体の姿」だった。
メシエってよく知らなかったけど、
18世紀末のフランスの天文学者で星団や星雲のカタログで知られるとのこと。
「M1」に始まって後世の天文学者たちが足していった「M110」まで。
この「M」ってもしかしたらウルトラマンの「M78星雲」の「M」かもしれない。
このメシエの見つけた星団や星雲たちを冬の夜空の中で見つけてみようというのが主旨。


会場までの間、ロビーで待つ。
ガラスのケースの中には中国の天球儀や近代ヨーロッパの星図などが飾られている。
はやぶさ」や小惑星「いとかわ」や「ヴォイジャー」の縮尺模型なども。
ヴォイジャー」に搭載されている各国の言葉による「宇宙人」への挨拶のレコードも聞けた。


時間が来てホールの中へ。
リクライニングが効いてゆったりと眺めていられる。
あまりにも気持ちよすぎて途中眠ってしまった…
冬の夜空から始まって、星座の中に星雲を見つけるとズームして拡大する。
星が形作るものとは思えない、美しい色彩の渦が目の前のドームいっぱいに広がる。
後半は太陽系を超え出て、銀河の中を、無数の銀河系を…
壮大なスケールの映像に圧倒された。
プラネタリウムはいいね。もっと他のを見たくなった。


その後で観る『ゼロ・グラビティ』の面白さたるや。
宇宙のマクロとミクロを重ね合わせてみるかのような。
イマジネーションがかなり広がった。
いや、ほんとこの映画かなりいいですよ。