入院 7日目

昨晩は久しぶりにぐっすり眠れた。
何度か目を覚ましたが、すぐにまた眠った。
6時半に起きる。
体温を測ると30℃台。血圧を測ってもらうと上が引き続き130台。高いまま。
体重はこのところ変わらず。いろいろ体に管が刺さってるからか。


本もだいぶ読めるようになってきて『幻のアフリカ』に戻る。
午前中で100ページ。


朝食は柔らかめのフランスパン(いや、コッペパンか)、クロワッサン、
サラダ、オレンジ、チーズ、ジャム、牛乳。
ゆっくり全部食べきる。
途中に回診が来て背中の麻酔を外す。
これで残るは右手の点滴と足のストッキングのみ。


点滴はベッドが右側に開いているのでどうしても利き手となってしまい、不便。
思わず伸ばそうとして引っかかってギャッとなったことが何度かあった。
午後時々ジクジクと傷む。


頭を洗ってもらい、体も拭いてもらう。すっきりする。
たぶん今回は看護師見習いの子か。制服が違う。
時々、本当は美容師志望だったんじゃないかと思うぐらい上手な子がいる。


昼、焼売、入り豆腐、カリフラワーの酢漬け、お粥、すまし汁。
今回も無理なく全部食べた。


さくらももこ『さくらえび』を読む。
さすが面白い。手練れを感じる。
続けて村上春樹旅行記を読み終える。
トニー・パーカー『殺人者たちの午後』に入る。
イギリスの殺人犯たちのノンフィクション。訳は沢木耕太郎


夕食。和風ミートローフ、茶わん蒸し、春雨炒め。
食べていると夜の回診。
順調に行けば3日月曜に退院となる。お粥もごはんへ。
うれしくてバクバク食べていたら異変が。まさに胃変。
途中おなかがきつくなったかな、というのを無理して食べていたら
食べ終えた頃急に腹の調子が。
吐き気はなく、痛みもなく、ただただ大食いチャレンジにしっぱいしたときのような胃の圧迫感が。
妻が見舞いに来る。
さすがにやばいとナースコール。今回の入院で初めての。
看護婦の方に腹を診てもらう。やはり急いで食べ過ぎですと。
担当の先生からも、今回胃を切ってはいないけれど、
胃と膵臓を結ぶ血管を切っているので今、動きは鈍くなっていますと。
今日の夕方を最後に点滴がはずれたのであるが、痛み止めをつなぎ直す。
明日はゆっくり食べてくださいよと言われる。