秋の一日

9時起き。天気がいい。
先週から始めたジョギングを今週も。今回は妻とふたり、並んで。
光が丘公園のジョギングコース3kmを初めて1周してみる。
銀杏並木を抜けて木漏れ日の中、鳥たちのさえずりの中、
野球場やテニスコートの側を走る。
ゆっくり走る僕らを大勢のランナーたちが追い越していく。
練馬区の大会なのか、ゼッケンをつけた中学生たちが全速力で駆け抜けていく。
今回は一周のみ。今月中に3周、12月に7周、1月に10周を目標として
2月のマラソンを迎えようと決める。
毎週1周ずつ増やしていく。無謀かな。
でないと完走できないような。今必要なのは何よりも体力。走り切る力。


広場には紅白の垂れ幕。
「地酒祭り」「射的」「広島焼き」などと幟が立っていて、昼はここで食べようと。
一度家に戻って着替えて洗濯をして、僕はその間先日届いたメタルラックを組み立てる。
車で和光市のしまちゅうに予約したオットマンを取りに行く。
ついでにトイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーを買いこむ。
バブ詰め合わせがあったので買ってみる。
箱から出してバラバラにしたのが無作為に入っている。
完熟りんご、ひのき、森の香り、かりん生姜、ラベンダー、カモミールユーカリなど。
こんなにあったのか。うまい棒を思い出す。


一度戻ってきて買ってきたものを玄関に置いて、今度は歩いて公園へ。
妻のリクエストでバスケットボールを持っていく。
空気が抜けていて、公園の区立体育館で空気入れを借りる。
紅白の垂れ幕の中に入る。八丈島物産展の一環としての新酒祭りだった。
なのでくさやを焼いたのが売られていた。
もつ煮は400円なのに山盛り。たこ焼きも出しで溶いてトロトロ。
缶ビールと澤乃井ひやおろしを飲む。走った後だけにグッと、キュッとしみた。
広場では子どもたちがボールで遊び、
若者たちがスケートボードやローラーブレイドを練習していた。
穏やかな日曜の午後、この陽射しがあるとないとではおいしさも全然違う。


食べ終えて、ジョギングの間に見かけたバスケットコートへ。
左手を添えて、手を離すのは額の前まで待ってから。
妻にコーチしてもらってシュートを練習した。
高校以来かもしれない。
あの頃、体育の時間でやるバスケットはうまい人は最初からうまく、ちっとも楽しくなかった。
今日は好きなだけゴールにボールを打ちこんでほんと楽しかった。
スポーツの秋を満喫。


夕暮れ。タワレコに寄って、一昨日のラジオで聞いて以来ずっと夫婦で話題にして歌っている
ヤバイTシャツ屋さんの「ネコ飼いたい」の入ったアルバムを買う。
2日に発売されたばかり。
妻はカラオケで歌いたいと。


帰ってきてお風呂を沸かす。
完熟りんごのバブを入れる。疲れが取れて足の裏が楽になった。
テレビをつけるとイタリアの小さな村に住む人々を丁寧に紹介する番組。
カンポドニコという村。家族を大切にする慎ましい生活。


新しい「地元」で過ごす一日。
素敵な秋の日だった。