『TERRAIN VAGUE vol.73 Brian Eno / Another Green World』

イベント再開ということで告知です。すみません。

    • -

前回、日本のパンクにて
「プロデューサーの存在は大きい。テーマとして面白いのでは?」
となりました。


その第一弾としてブライアン・イーノを取り上げてみます。
ロック界を代表する知性派。
メディア論に精通し、映像やインスタレーションも手がけるアーティスト。
Windows 95を立ち上げたときの音も彼の作品なんですよね。


Talking Heads『Remain In Light』('80)や
U2『The Joshua Tree』('87)といったアルバムが有名ですが、
単に音楽のプロダクションとしてのプロデューサーではなく、
ニューヨーク・パンクを世界に知らしめるきっかけになった
コンピレーション『No New York』('78)を送り出したり、
環境音楽アンビエントミュージックを提唱して
ひとつのジャンルとして確立させたりといった
キュレーター、目利きとしての側面や


David BowieHeroes』('77)に代表されるベルリン三部作を共作したり、
ドイツで実験的なシンセサイザー音楽を繰り広げていた Cluster や
ニューウェーヴの最前衛、元Public image LTD.Jah Wobble と共演したり、
近年だと Underworld の Karl Hyde であるとか、
コラボレーターとしての側面が大きいですね。
様々なジャンル、地域、世代のミュージシャンをつなぎ合わせていく
結節点のような存在です。


この日は、1971年 Roxy Music の一員としてデビューして以来、
2017年の今に至るまでの多彩な活動を
「Avant Pop」「Ambient」「Collaboration」「Produce」という4つの軸で紹介します。
「bloom」や「reflection」といった iPhone のアプリも織り交ぜながら。


よろしくお願いします。

    • -

題名:『TERRAIN VAGUE(テラン・ヴァーグ) vol.73
    Brian Eno / Another Green World』


日時:2017/06/30(金) 19時〜21時
料金:2,000円 
場所:東京都千代田区西神田2-4-1
   東方学会本館三階33−2号室「温室」


地図:http://goo.gl/D4zgpa
   ※最寄り駅:神保町A2出口
   ※会場はイベント当日以外は一般に開放していませんので、ご注意ください。
温室:http://onshitsu.com/
   http://terrainvague2015.blogspot.jp/