かき揚げというもの

昨晩は元々食事の用意はなし。
疲れて帰ってきて、金曜だし好物を、と思って買ったのが
LIVIN の1枚138円のかき揚げ。
冷凍ご飯をレンジで解凍して、ドレッシング、しょうゆ、マヨネーズをかけてかき揚げ丼。
こんなうまいものはない。


食べ終えて、つくづくかき揚げって不思議な食べ物だと思う。
それ自身がメインメニューとはなることはあまりない。
かき揚げ丼か、かき揚げそばか、天ぷら定食や天丼の中に入っているか。
かき揚げ定食を出すところは少ない。


一段低いものに見られているのか。
スーパーのかき揚げが安いのは大量に出る野菜のクズを材料にしているから。
それにほとんどが衣だし。エビとかイカを追加するぐらい。


僕の持論として、そのスーパーの総菜はかき揚げを見ると実力が分かる。
100円と安いのはいいけど、小さくてしょぼいとか。
そもそも油の塊にしか見えないとか。
それで行くと僕としては都内のスーパーでは西友 / LIVIN のかき揚げが一番好きかな。
ふっくらしていてエビや野菜も結構入っている。
138円は他と比べると確かに高いかもしれない。
しかし、他の惣菜に比べたら十分この値段でも安いのである。


かき揚げだけは東急ストアに勝っていたと思う。
東急ストアのは素材にこだわって高級感が醸し出されていたけど、
小さくまとまりすぎていたし、パンチに欠けていた。
ご飯の上に乗せてそれだけで食べるというときに今一つ物足りなかった。
コロッケやメンチカツといった他の惣菜をセットにしないと成り立たなかった。
かき揚げ道の道は案外、険しい。すそ野は広いが、極めるのは大変だ。


補足。いつも書いてることだけど。
ボーナスが出た後には必ず、中野ブロードウェイの「住友」で かき揚げ定食の上を頼む。
かき揚げそばならば、東京駅地下の越後そば。


淡路町に「洋風かき揚げ」で有名な店がある。「松栄亭」
漱石ゆかりの店として有名。漱石も食べたのだと。
頼んでみるとかき揚げというかオムレツというか。
ボワッとしていてそれほどでも…
周りをそっと見渡すと常連っぽい人たちは誰も頼んでいなかった。
ここは普通に洋食を頼むのがいいのだろう。