宇都宮へ 前篇

三連休の中日。
Bリーグの「栃木ブレックス」対「サンロッカーズ渋谷」の試合を見るために宇都宮へ。
去年の今頃はサンロッカーズの試合を見るためによく青山学園まで行ったけど、
今年はあれこれ忙しくてその機会がなく。
いつも一緒に見に行く妻の友人から、ゴールデンウィークどうかと。
シーズンもそろそろ終わりでこれが今年最初で最後。
栃木ブレックスと言えば田臥雄太。
年齢的にそろそろ引退かもしれない。レジェンドの姿を一度見ておきたいと思った。
それに宇都宮の餃子を食べたいと妻と最近よく話していた。
朝10時半、車に乗って北へと向かった。


意外とスイスイ行ってるかな、と思いきや
東北道に入るか入らないか、浦和の料金所を過ぎた途端渋滞。
停まってはいないものの、かなりノロノロと。
蓮田だったかな。サービスエリアで休憩しようとしたら 2km 手前から行列。
これは無理と先に進む。
埼玉を抜けて群馬に入った頃からまた流れ出す。
12時前、佐野のサービスエリアにはさほど待たずに入ることができた。


佐野と言えばラーメン。レストランで3人ともチャーシュー麺を頼んだ。
並んでいたら目の前で青竹手打ちのラーメンが完売したと。
残念ながら普通の方にする。それでもなかなかおいしかった。
醤油味。あっさりしていてホッとする。
餃子も一皿頼んでみた。
窓の向こうは芝生が広がっていて、ドッグランなのかトイプードルを連れて歩いていたり。
その間をヨチヨチ歩きの子供が駆け抜ける。
空は雲一つなく、心地よい休日の一日。


13時過ぎ、高速を下りて30分ほど走って宇都宮市街へ。
アリーナからは離れているけど、
中央卸売市場の広い駐車場が無料で利用できてシャトルバスも出ている。
とても便利だ。
観客を増やすのって応援グッズをつくることではなく、こういう足回りなんだよな。
栃木ブレックスの強さの秘密を垣間見た気がした。


バスは市場の次に宇都宮駅。ここでどっと観客が乗ってきた。
10分ぐらいでアリーナに到着する。
この日は自由席含めて完売。場内ほとんどブレックスの黄色。
14時過ぎ、練習が始まる。
合わせて上のモニターには CM の後に協賛企業の紹介が。
これがいつ終わるのか、というぐらい長い。
試合の前には栃木県民の歌が会場全体で歌われた。
え? そんな県の歌って普通あるの?
東京でも青森でも熊本でも聞いたことがない。
栃木ってほんとアツイな…


青学は教育機関だからか会場でアルコールが販売されることはなかったけど、
ここは普通に野球場のように売り子がサーバを背負って回っていた。
生ビールやチューハイを飲みながら観戦。
こっちはおっさんがいい感じに出来上がりながらボケーっと見ていたけど、
隣りの席では高校生が無言で食い入るように見つめていた。