「中学生の時好きだった科目ふたつ」

金土と泊りで昇格者向けの研修。先ほど終わって帰ってきた。
短所を直すのではなく長所を伸ばすというモットーのもと、
グループで語り合いながらこれまでを振り返り、自分の強みや価値を見出していく。


初日の午前中は幼少期を振り返った。
いくつか設問があった。
その中のひとつにあったのが、
「中学生の時好きだった科目ふたつ」というもの。
僕は英語と社会と答えた。
ビートルズを聴き始めたということもあって、海外に対する憧れや興味があったからだと思う。


6人のうち3人が数学と体育という組み合わせだった。
IT業界で働く人の多くが数学好きじゃないか。
皆、正解がひとつで、手順を追っていければ導き出せるところがいいという。
僕は逆に、正解がひとつしかないというものが窮屈で、
既にあるなら何も僕が解かなくたっていいじゃないかと思う。


それはさておき。
講師を務めたコンサルタントの方曰く、中学生というのがポイントで、
なぜかそこに自分というものが表れる。
それは小学生でも高校生でもダメなのだと。
心理学か何かに由来するコーチングメソッドでもそのように語られているのだろう。
妻に聞いてみたら「国語と美術」と答えていた。なんかよくわかる。


数学が好きな人が多い一方で国語が苦手という人も多かった。
それもよくわかる。
一方で僕は得意ではあったが、好きとは考えなかった。
物事を学ぶといううえでインフラのようなものだからだろう。
電気や水道と一緒。
必要なものであって、好きも嫌いもない。


そんなこんなで自分のベースとなるものが露わになる。
他の設問も答えて、皆でその内容を検討する。
最後に「○○さんと言えば××だよね」とキャッチフレーズを決めるところがあって、
「岡村さんを一言で言うなら、科学的詩人」ということになった。
なるほど。
それだけでもなかなか有意義な研修だった。