寒波襲来翌日

朝8時に起きてジョギング。
生垣のてっぺんや木々の枝の間、車の屋根にうっすらと雪が残っている。
不思議なもので、歩道橋の階段のところ、上った先の通路のところが
一番雪が厚く、なかなか解けないままでいる。
 
公園に着く。
リトルリーグの子どもたちが大勢自転車で連なって信号待ち。
コーチに引率されて。滑って転んだりしないのだろうかと気になる。
道は建物や木々の影になるところはまだ薄く凍っていた。
日の当たるところは既に溶けていた。
走ってる人は多くもなく、少なくもなく、いつもと同じぐらいか。
大きなカメラを抱えて雪景色を撮っている人たちがチラホラといた。
 
陸上競技のフィールドは足跡こそたくさん残っていたものの
中を歩いている人はいなかった。
青空の下、一面の雪の白がまぶしかった。
壁打ちテニス場を利用している人も一人か二人。
それが2周目、3周目と徐々に人が増えていっていつのまにか満席。
フィールドもいつものように模型飛行機を飛ばす人たちが集まっていた。
 
先ほど見かけたリトルリーグの子どもたちが
ユニフォームを着てランニングコースをダッシュしている。
そうか、野球場のグラウンドが雪に覆われていて使えないからだな。
集まった以上そのまま解散するわけにはいかなくて、という。
運動のできそうな子が余裕綽々で走っているかと思うと、
運動の苦手そうな子があきらめてとぼとぼ歩いている。
自転車で通りかかったコーチが声をかける。
 
3周走って家に戻る。
凍ったところを避けながらだからか、タイムはよくなかった。
午後になったらもっと解けていくんだろうな。
明日になれば雪の名残はほんの少しとなっている。
明日も雪みたいだけど、そんな感じがしない。
今年あと一回ぐらいは振るだろうか。
 
今回積もらなかったのは爆弾低気圧が予想よりも発達しなかったから、
ということになるんだけど、それが関係するのか、
雪が絡まり合った大粒のものではなく、粒子が細かすぎたからだと思う。
それはすぐ空中に、地面に下りてすぐに、消えてしまう。
迷子のような雪。