福岡、唐津 その1

この週末、3連休は唐津くんち
妻の先輩が唐津出身で以前から是非と。
よし、今年行ってみるかとなって今日は福岡に泊まり、
明日は終日唐津へ。福岡に戻って来て月曜に東京に帰る。
そんな2泊3日となった。
 
前の晩は妻の取材に同行して遅くなる。
録画したタモリ倶楽部空耳アワードを見て寝たのが午前2時近く。
8時起き。iPhone の電源コードやシェーバーに着替えなど荷物をまとめて
大草原の小さな家を見て家を出る。
みみたがキョトンとしてボールをくわえて階段を下りてくる。
そんなみみたも昨日が(便宜上の)誕生日で3歳。
もう一人で留守番できるだろう。
 
大門でモノレールに乗って羽田空港へ。
それはそうと唐津という場所がどういうところなのか、
唐津くんちという祭りがどういうものなのかよくわかっていない。
栃木県鹿沼市の彫刻屋台のように大きな山車を曳くんでしょ、
ぐらいのことしか頭に入っていない。
ま、いいか、何とかなるかと思う。
 
3連休ということもあって福岡行きに限らずどこもかしこも混んでいるのだろう。
離陸が少し遅れた。
機内では『殺人犯はそこにいる』の続きを読んで過ごした。
足利事件の冤罪が証明され無罪となるが、一方で真犯人を追う足取りは迷走を始める。
事実は小説より奇なり。やめられない。
 
14時過ぎに予定通り福岡国際空港着。
さっそく2階のフードコートへ。
佐賀県のチャンポンの店が出したカツ丼屋「井出カツ丼」で「至福のカツ丼」と
「稲葉うどん」でごぼう天うどんに丸天追加。
福岡出身のタモリがコシのないうどんが好きというだけあって、ほんとやわらかい。
だけど讃岐うどんとはまた別のおいしさがあって。甘い醤油のダシもやさしい。
カツ丼も久々においしいカツ丼を食べたなあ。
タレがいい。玉子がいい。肉の柔らかさがいい。
おかわりしたくなったががまんする。
3階に上がって、「海幸」という居酒屋に入って生ビールを飲む。
かんぱちの刺身と、揚げ餃子と、おでんは里芋、玉子、牛筋。
これもまたおいしかったなあ。
里芋が予想を上回る大きさで腹いっぱいどころか苦しくなってしまった……
 
地下鉄に乗って天神へと向かう。
駅5つなのですぐ近く。空港に街が近いっていいなあ。
住んでると飛行機がうるさいかもしれないけど。
地下街を歩く。ソフトバンクホークス優勝の余韻はさほど残っていない。
どこかの壁のショーケースにホークスグッズが飾られていたぐらい。
人通りは多い。
 
ホテルに着いて16時。
宿泊客の書いた絵馬と今年の流行語を当てる短冊というのがあった。
ほとんどが消費税と令和とラグビーがらみ。
吉本のこととか他にもあったと思うが。
台風のことについては誰も触れず。
ホテルのフロントの方から一枚どうですかと誘われるが、何も思いつかず。
 
少し昼寝して17時過ぎに外へ。
裏通りにいい感じのバルや古着屋があって散策したくなるが、今回は残念ながら時間がない。
天神から警固へ向かう通りを歩く。ヤンキーっぽい若者やカップルがたくさん歩いている。
編集学校で出会った方のコーヒーショップへ。
コーヒー豆をつけた焼酎を飲む。
豆を焙煎して挽いてもらう。ブレンド、温泉ブルボン、コモドドラゴンの3種類。
飾られていた熊本の張り子作家の方の小さな猫の張り子雄雌2頭も買った。
 
天神まで歩いて大名の裏通りの繁華街へ。
もつ鍋の「楽天地」に入って編集学校九州支社の方たちと懇親会。
福岡行きますと伝えたら集まってくれた。
その中の一人は僕が編集学校に入ったときに最初の教室の師範代の方で。
思いがけず再会。あれこれ話して、たらふく食べて腹いっぱい。
自家製の柚子胡椒やわらすぼ、むつごろうの干物、山本作兵衛さんの手ぬぐいをお土産にいただく。
 
親不孝通りの方まで行って2軒目。
ギャラリー兼カフェ、というような落ち着いた雰囲気の居心地のいい店だった。
23時半まで飲んで天神の町を歩いて帰ってきた。
缶チューハイを飲みながら探偵ナイトスクープを見る。
所長はまだ西田敏行