ベーコンエッグソースカツ丼

「かつや」の期間限定メニュー「ベーコンエッグソースカツ丼」が人気なのだという。
悔しい。その発想はなかった。
ソースのかかったとんかつとベーコンエッグがご飯の上に乗っている。
もちろん、半熟。
 
何が悔しいかというと、
温玉や半熟卵、半熟の目玉焼きを乗せただけのソースカツ丼
卵とじのカツ丼に匹敵するポテンシャルを秘めてるんじゃないかということ。
サクサクの衣、アツアツの湯気の出るロース肉にかかるトロっとした黄身。
だし汁に染まっていない、濃厚な黄身。
そのシンプルなおいしさ。
想像しただけで食べたくなりませんか?
 
新潟のタレカツ丼を出す店が神保町にできたとき、
何度か食べに行ったが物足りなかった。
いわゆる「タレカツ」ですね。
今も少しずつ店舗が増えている。
先日大阪の心斎橋でも見かけた。
店舗も増える、メニューもエビフライなど増えているのに
なぜかトッピングに温玉や目玉焼きが加わることがない。
何か強い思いがあるのかもしれない。
 
そう思うと、だし汁で煮たカツ丼も溶き卵ではなく
玉子を落とすだけにしてもよいのかもしれない。
それを崩さずにどんぶり飯の上に移して
食べ主(©サラメシ、弁当に対する用語だけど)はそれを
自らの箸で割って食べる。
そんなカツ丼もあっていいんじゃないか。
溶き卵でとじたうえで生卵を落とす、ダブルのカツ丼は食べたことがあるけど。
 
大戸屋にかつて、土鍋で煮た味噌カツの定食があった。
とんかつの時とチキンカツの時があったと思う。
どちらも生卵を落として半熟にしていた。
あれはわかってたなあ。
無くしてはいけないメニューだと思う。
ここ数年食べてないが、大戸屋はとんかつが今一つだったので、
チキンカツに変えたというのは正しい選択だった。
 
その大戸屋、数年前にチキンカツ丼がなくなってしまった。
チキンカツ丼と温かい・冷たいそば・うどんのセット。
僕は必ず温かいそば。鰹節がわんさか乗っていてうまい。
この揚げたてのチキンカツ丼が絶品だったんだけど、
どうしてなくしてしまったのか。
そのことに気づいて以来僕は通わなくなった。
チキンカツ丼が復活してほしいし、そこに温玉か半熟目玉焼きを乗せてほしい。
 
カレーライス、カツカレーライスに半熟目玉焼きも最強のトッピングであるが、
この話はまたの機会に。