置き配

Amazon が数カ月前から「置き配」を選べるようになった。
置く場所を車庫とか自転車のカゴとか選んで荷物を置いていってくれる。
不在時に限らず、インターホンを鳴らすことなくそのまま置いていく。
日中受け取れず再配達を頼むにしても19時までには帰らないといけない。
そういうのが解消されるのだから画期的なサービスだと思う。
 
日用品がなくなりそうになったときがちょうどいい。
この前はボディシャンプーを、その前はとある飴を頼んだ。
どちらもコンビニでは見つからず、
ちょっと大きめのスーパーなりホームセンターに行かないと買えないもの。
で、平日は行く暇がない。
かといって受け取れなかった時にわざわざ再配達のため
やりくりして早く帰るほどのものでもない。
かつ、たいした値段ではないので万が一盗まれても困らない。
 
とはいえ今のところ人目に付くところに晒されることはなく、
物陰に隠して置いてくれている。ここ、重要なポイントだと思う。
 
CDなんかは置き配にしたことないな、
というか選ぶまでもなくポストに入るからか。
置き配にするか聞かれることもない。
 
では全ての日用品が置き配可能かというとそういうことはなく、
猫用の爪とぎ板を頼んだらなぜか置き配指定できない。
なんでだろうと思っていたらその時の配送業者がヤマト運輸で、
ヤマト運輸では今のところ置き配指定ができないからだった。
(踏み切れない気持ちはよくわかる)
ヤマト運輸Amazon の配達から部分的に撤退して取り扱い量が大幅に減ったときに
代わりに入ってきた中小の配送会社が対応しているようだ。
 
そのうちドローンでバルコニーやベランダに置いてほしい、
というのも対応できるようになるのだろう。
プライバシーの問題を気にしなければ。
 
こういう置き配も日本だからこそできることなんだろうな。
飲食店の前に野菜の箱を積んだままにしていても誰も持って行かない。
僕らからすれば当たり前のことだけど、
そんなの考えられないという国もまたあるだろう。
置き配可能な仕組みを作るというよりも、
置き配可能な社会を作るということが何よりも大事ということか。