青森へ その3

8時前に目が覚める。
この日もまた吹雪。最高気温-1℃だったか。
 
朝は野菜少々、茹で卵、お餅。
安藤サクラムロツヨシが音声で出て京都の神社仏閣を回る番組。
その後、毎年恒例の三宅裕司が出て生放送で元日の各地の中継。
昨年は青森市アスパム横の公園で雪の中、ママチャリで走るレースだったけど
今年は取り上げられず。クールポコも出なかったな。
 
今日は一日中吹雪が強くなったり弱くなったりで天気はよくならないと
午前中のうちに初詣へ。
貼るカイロというものをもらって背中と腹に貼ってみる。
かなり温かくなる。
 
大通りに出てコンビニに寄ろうとしたら2日まで休み。
善知鳥神社に行くと吹雪だからかさほど並んでいない。すぐお参りできた。
おみくじをひいたら吉。去年もか。
縁談も喜事も転居も「よろしいです」とあって、願望も「叶います」
大吉なんじゃないかと思ったところも去年と同じか。
今年もまた屋台の味噌コンニャクを買って食べた。
透明なビニールで締め切った屋台の中では鍋で煮ていたコンニャクも
外に出すとすぐ冷たくなる。でも甘い味噌でおいしい。
 
働き方改革か、不景気か。
元日早々開いている店は一握り。成田本店ですら休業していた。
柿源は営業していて、早めの昼を食べることにした。
残念ながら、小さい頃によく食べた鍋焼きうどんは3年前にやめたのだという。
僕は帆立フライの定食、妻は海老フライの定食。田酒もつける。
店のおばちゃんが話し好きで、今年最初の客となった僕らとずっと。
最近は青森も外国人観光客が多いという話から、海外からの豪華大型クルーズ船の話へ。
3,000人収容でスタッフだけで800人、お客さんが全世界から2,200人。
11月末まで来ていて冬の間は就航しない。
船の中で食べることが多いのでお客さんはなかなか青森駅前の店で食べることはなく、
むしろアジア各地から集まったクルーズのスタッフがこの店に来て食べるのだと。
 
A-FACTORY へ。
ねぶたを飾っているワラッセや八甲田丸のミュージアムは大晦日と元日は休み。
母から頼まれたリンゴの葉の紅茶を買う。
妻が福引を引いたら3等の500円商品券が2回当たった。
最初の1枚+αでホットコーヒーを飲んでもう1枚で猫のポストカードを買った。
以前来たときは利きリンゴジュース大会とかもっといろいろイベントがあったのになあ。
やはり不景気か働き方改革か。
 
観光物産館のアスパムにも寄ってみてお土産を見てみる。
今年はゆるキャラ「いくべぇ」が来ていなかった。
その後、さくら野の地下食品売り場へ。
昨晩のおせちにレバーペーストのようなものがあって、クラッカーがあるといいかなと。
しかし普通にクラッカーを買うと多すぎる。
そんなときに目が留まったのが津軽煎餅。これに塗るとよさそう。
 
妻に場所を教えておこうと
さくら野の裏の古書螺旋堂に行ってみたらなんと開いていた。
この前帰ってきたときにいい店あったよと言ってたんだけど、妻もまたここの品揃えはいいと。
ふたりで1万近く使ってしまった。
僕が買ったのは
・馬場啓一+石岡瑛子編『CMにチャンネルを合わせた日 杉山登志の時代』
 70年代前半に活躍した広告ディレクターらしく、資生堂のCMを手掛けたようだ。
 若くして亡くなってその追悼文集なんだけど、
 70年代の本らしくズシリとした存在感があって、この方にもギラギラしたものを感じた。
 今年の指針となりそうな本。
 
・リテレール別冊『映画の魅惑 ジャンル別1000』
 黒澤清がホラー映画、蓮見重彦がウエスタン、辻邦生がノンジャンル、
 安原顕がラブロマンス、中条省平が伝記、風間賢二がSF&ファンタジーなどと20人で50本選ぶ。
 
・山田英生編『貧乏まんが』(ちくま文庫
 タイトルそのままのアンソロジー
 同じシリーズとして棚に『老境まんが』『温泉まんが』があった。
 
・『めご太郎第二巻』
 サブタイトルは「帰省するつもりで訪れる青森県
 青森市出身、横浜在住の編集者による地元の人しか知らない、足で稼いだガイドブック。
 昨年帰ったときだったか見つけて、これは素晴らしいなあと思っていたら2冊目が出た。
 
吹雪の中歩いて帰ってきて
途中酒屋に寄って缶チューハイを買おうとしたら店の中にスズメが入って来て店員が慌てていた。
 
特に見たい番組はなく、笑点の特番を。
やはり今年も綾瀬はるか
木久扇師匠50年ということでヒカキンに YouTuber の極意を利いたり、
高田川部屋を訪れて関取と大喜利をしたり。この大相撲大喜利が案外面白かった。
 
風呂に入って、昨晩のおせちの残りを食べながらこれまた恒例の鉄腕DASHを。
ゴルフ、フリークライミング、食べものか食品サンプルか本物はどれか。
小野に代わって大久保のドリブル、遠藤のパス、中澤のヘディング。
3年越しでようやく成功。
元日早々いいもの見たなあとブラタモリ、家族に乾杯の合体スペシャルへ。沖縄。
 
その後、東西対抗のお笑いを最初の一時間ほど。
EXIT / ジャルジャル / 四千頭身 / 和牛 / アインシュタイン / 千鳥など。
母が見る「相棒」のスペシャル。たまに頭をあげて見ていたら話が分からなかった。
スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』を読み終えて
『めご太郎』の第二巻へ。
23時半、布団に入る。
45歳最初の一日がこんなふうにして終わる。