外壁塗装工事終了

一昨日、外壁塗装工事が一通り終了。
始めた頃はまだ夏が続いていて暑かったのに(特に窓を養生して開けられなくなったので)、
終わってみれば秋の長雨を挟んですっかり寒くなってしまった。
 
毎日同じ方が担当されて、時々、遅れのキャッチアップのためか元々そういう予定だったのか
もう一人入って作業を進めていった。
担当となった職人の方はガタイがよくて浅黒く、イケメンの部類に入る。
まだ30代には入っていないと思われる。
上下長袖長ズボンの作業服を着てペンキがこびりついている。
袖口から入れ墨らしき色彩が垣間見えて、昔はヤンチャしていたのであろう。
 
愛想がいいわけではないが、朝8時半頃にピンポンと鳴って開始の連絡をもらう。
17時過ぎに作業を終えてその日の報告を簡単に受ける。
あるいは時折相談を受ける。この枝がペンキにかかってしまうので切りたいとか。
そんなときの受け答えは彼なりに礼儀正しかった。
作業の前段の工程で窓の養生をしていたとき、足場を組んで2階のリビングの外で作業を行っていた。
物音が気になるのだろう、みみたが薄手のカーテンの隙間から顔を覗かせて眺めていた。
そのとき彼が気づいたのか、みみたに一言二言話しかけていた。
窓の外だったので何を言ったのかはわからなかったが。
 
一昨日、足場を解体して片付けも終えて去っていくというとき、
酒の一本でも渡せばよかったかなと思った。
生活の空間の内と外で分かれていたとはいえ、必要最小限の会話しか交わさないとはいえ、
2週間ちょっとの時間を共有した。
リビングで仕事しているとき、上からガサゴソと音がして
ああ今日は屋根に上ってんだなと思うのはなんだか楽しいものであった。
 
日記を読み返してみると、こんなふうに日々は過ぎていった。
9/12(土) 足場を組み立てて家をネットで覆う(何人か来たか)
9/13(日) 日曜なので休み
9/14(月) 高圧洗浄
9/15(火) 雨の予報で作業なし、でも結局降らなかった
9/16(水) 雨の予報で作業なし、でも結局降らなかった(夜に降った)
9/17(木) 窓や玄関のドア、門扉などの養生
9/18(金) 養生の続き、屋根の下塗りを開始
9/19(土) 下塗りが終わる(この日は二人がかりで少し遅くまでやって終わらせた)
9/20(日) 日曜なので休み
9/21(月) 屋根、壁と塗っていく
9/22(火) 引き続き塗っていく
9/23(水) 雨の予報で作業なし、断続的に雨
9/24(木) 台風接近で作業なし、でも結局それて小雨だったな
9/25(金) 雨の予報で作業なし、この日の方が降ったと思う
9/26(土) 雨の予報で作業なし、たまに降ったかな
9/27(日) 日曜だが晴れたので作業、屋根・壁の塗りは終わって養生が外されていく(この日も二人がかり)
9/28(月) 門扉や雨どいなど細々した箇所を最後塗っていく
9/29(火) 現場監督の方が最後チェックして昼前からネットを外し、足場を解体して掃除(この日も二人がかり)
 
雨で中止となって本来よりも一週間遅れたことになるか。
現場監督の方が昼前ぐらいに一日一度表れて作業の報告や相談を行う。
付きっきりということはなく数軒掛け持ちなのだろう。
契約した塗装会社の社員で、実際に作業した彼は下請けということになるか。
営業の、いつも雨が降るおっちゃんも時々夕方様子を見に来た。
 
2階建ての家の場合、実際に塗るのは5日ぐらいで、
足場を組み立てて養生をして外すのが5日ぐらいというのが標準的に要する日数なのだと思う。
2週間ずつで月に2軒入れていくというのが理想的か。
雨で休みの間、彼の収入は恐らく入ってこないはずで。固定給ではない。
外の雨音を聞きながら、こんな日は何をしてんだろうなと思うことが何度かあった。
 
昨日は秋晴れで久しぶりにバルコニーに洗濯物を干した。
それがなんと気持ちのいいことか。
養生をしてからはずっと乾燥をかけて室内干し。
外に置いていた観葉植物のいくつかも風呂場に避難させて
場所を決めるまでの間はシャワーのたびに動かしたり。
何よりも外は涼しくて風があるのに閉め切ってエアコンをつけるときの侘しさ。
裏の家も同じ塗装会社に頼んだようなんだけど、
アプローチは僕らより早かったのに工事着手は10月に入ってからとのこと。
やっぱ涼しくなってかつお彼岸の長雨が終わってからがいいよな。
 
みみたも久しぶりに外の風を感じることができるようになって、
窓辺で丸くなっている。
 
明日は銀行で支払い。