外壁塗装の工事

昨日は外壁塗装工事の初日。
前の晩のうちに妻はガレージの車を移動させておいた。
朝8時から若い男性が来て挨拶をして作業を始める。
家の前にはトラックが停まって、長い鉄パイプが何本も積み上げられていた。
家を取り囲むように足場を組んでいく。
現場監督の方が遅れてきて、やはり初日の挨拶を。
いつもの営業のおっちゃんも来た。
この方がかなりの雨男だと先日書いたが、やはりこの日は雨。
 
砂利の上をパイプが運ばれていく音が聞こえる。
ぶつかったときにカキーンと心地よい音を立てる。
家の裏に回ったか。隣の家の間に入ったか。
彼らは必要最小限のことしか話さず、黙々と作業を続ける。
12時を過ぎて静かになった。昼食の休憩か。
近くのコンビニにトラックを停めて弁当を買って食べるのか。
 
午後になって足場がだいぶ形になる。
2階の、いつもなら人影が決して通ることのない窓を
さっと横切るのを見かけるのは面白い。
ふと見かけるとリビングの天井近くの窓の外に一人立っている。
いつのまにか屋根よりもはるかに高いところまでパイプが伸びて、
家全体がよく使いこまれた、様々な色の付着した白いネットで取り囲まれていた。
 
15時過ぎには作業が終わったか。
日曜は休み。月曜に高圧洗浄をかけて、火曜には窓に目張りをする。
しばらく窓を開けられない生活が続く。
涼しい季節になってきたし僕らはエアコンをつければ我慢できるが、
外にも出られない猫のみみたにしてみれば
壁の中に閉じ込められて風を感じることができずつらいだろう。
早く終わるとよいのだが。
 
作業の若者たちが帰った後で、ネットに虜囲まれた家を眺めていたら
ちょうど営業のおっちゃんが自転車に乗って様子を見に来た。
対応がきちんとしていて安心する。あれこれ立ち話をする。
 
今日の朝起きて、ネットで囲まれたいつもとは違うバルコニーをしばらく見ている。
雨にはならないが、曇り。
この土日はゆっくり家で過ごす。
特に初日の土曜は普段と様子が違ってみみたが驚くだろうからと予定を入れないようにした。