最近のみみた

キッチンラックにそのまま置いていたポテトチップの袋や食パン、カップラーメンなどを
みみたがラップやパッケージごと噛んでしまうのでダイソーで買ってきた
プラスチックの収納ケースに入れて保管するようにしたのが先月か先々月か。
逆にキッチンラックに空きが生まれたりする。
カゴを置いて、缶詰が2・3個入ってるだけとか。
 
みみたが最近、夕食後にそこに潜り込む。
ガサゴソ音がするので見に行くと、周りに何かないか探りつつも
「あっしはなにもしてませんぜ」と言わんばかりの顔を。
諦めない。実際たまに、買ってきたもの、収納ケースから取り出したものを
そのままにして忘れていることもある。
そんなときはプラスチックのパッケージを盛大に噛み噛みしている。
昨晩はどんこの入った袋を漁っていた。

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猫は目の前のものに対してグシグシと
前脚で交互に揉みしごくようにすることがある。
子猫だった時の記憶が残っていて
母猫の乳房を揉んでもっと母乳を出そうとするのだという。
若い時のみみたにはそういう行為が全くなかった。
恐らく、生まれてばかりのすぐの頃に母猫と引き離されて野良猫になってしまい、
妻の友人の家の庭に迷い込んだのだろうと。
 
それが最近、毛布を足にかけて床段の上で過ごしていると
みみたが間に入ってきてグシグシと毛布を揉みしごくようになった。
これまで封印してきたのを、
ようやく人間たちとの生活に十全に心を開くようになったのかもしれない。
最初の数年間はビクビクして気を張るところがどこかにあったのか、
寝ているところに近づくとすぐ目を覚まして顔を上げた。
それがここ1年ほど、そのまま寝ていることも増えた。
 
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僕が100%在宅勤務となって、給餌機のタイマーセットを使わず、
朝昼晩と僕が手でカリカリを上げるようになった。
給餌機を使っていた時は手を突っ込んでかき出し放題で太っていたのが、
手で上げる分、量をコントロールできるので痩せた。
その代わりに特に夕食時はあれこれいろんなものを食べたがるようになった。
みみたの手の届くところには食べ物を残さない、そんな闘いの日々となった。
上に書いたこともその一環だけど、それがこれまでの粗筋。
 
腹減った、カリカリ出せという攻撃があの手この手でなされる。
寝ていたところを起こされて腕や肩、Tシャツを噛んでくる。
コラッと叱っても聞かない。がぶがぶし続ける。
寝たいので仕方なく起き上がりカリカリを出す。
これが以前は早くても午前4時台だった。
一度上げたら満足してその後おとなしい。
 
それが今週に入ってから……、
2時に起こされてカリカリを出し、4時に起こされてまたカリカリを出し。
昨日・今日と6時にまた起こされる。日中眠い。
昨日は7時に起き上ってあれこれ始めると水の皿が空になっていた。
あ、もしかしてカリカリじゃなくて水を催促していたのか、それは悪かったと
昨晩は水がたっぷり入っていることを確認してから寝た。
 
なのに2時、4時、6時。
さすがに6時台のは食べすぎだろう、我慢を覚えるべしと
何度噛んできても無視して布団をかぶるようにした。
諦めてみみたのベッドに戻っていった。
結局水じゃなかったんかーい。
 
これが1時間おきになったりするんじゃないかというのが心配。
最初の応対を間違った。
心を鬼にして無視、絶対上げないというのを徹底すべきだった。
 
前の日の夜、夜食としてカリカリをたくさん上げても
もっとくれと起こしに来るだけだろうしな。
みみたが飽きて、起こすにしても一晩に一回に戻らないか、
空しく期待するだけ。