箱根・小田原アゲイン

妻が平日に有休を取ることができて、僕も合わせて休みを取った。
そんなときは命の洗濯を、ということで12月にも訪れた箱根の温泉「天山」へ。
 
10時の朝イチに間に合うと
通常は離れの個室を2時間利用なのが同じ金額で
3時間利用可能となってお得。
しかも離れ専用の奥の湯に貸し切りで、最初に入ることができる。
なので10時前に到着するように向かう。
 
5時過ぎに起きて6時半には家を出た。
前回は7時半過ぎに家を出たらギリギリで、途中サービスエリアにも寄れず。
なのでもっと余裕をもっていこうと早めに出るようにした。
 
ガソリンを入れて環八へ。
早く着きすぎたらどうしようと思っていたら、通勤渋滞に巻き込まれてスイスイとはいかず。
しかしサービスエリアに寄っていくぐらいの時間はあって、海老名で。
8時前でもフード―コートはそれなりに混んでいた。
朝食を食べていこうということになる。
ラーメン屋のひとつで熊本の味仙が監修したラーメンを出していたので妻はそちらに。
僕は台湾混ぜそばにした。
食べ終えて外に出ると、足利方面と札を掲げてヒッチハイクしている若者が。
しかしコロナ禍の今、拾ってくれる人はいるのだろうか。
長距離トラックの運転手はあまり気にしないものなのか。
 
天山には10時前に到着。箱根も桜が咲き始めていた。
個室に入って貸し切り状態の露天風呂を楽しむ。
上がってきて缶ビールを飲もうと自販機を見たら
12月にはアサヒだったのが今回はサッポロに入れ替わっていた。
赤星があったで、おお! と、もちろんそちらに。
湯上りでポカポカした体に缶ビール。
持ってきた宮脇俊三『旅の終りは個室寝台車』の続きを読む。
昭和50年代後半のローカル線の旅。
札幌から稚内へローカル線とバスを乗り継ぐ旅。
大阪から青森までの特急白鳥の旅。
2回目上がって缶ビールを飲んでいるうちに眠くなって
部屋に差し込む陽だまりの中で昼寝。
温泉以上に気持ちよかった。
 
13時に天山を出て、小田原へ。
前回は燻製の店に立ち寄ったけど、今回は鈴廣の「かまぼこの里」
市場の建物が広くてゆったりとしていて、かまぼこに限らず、
和菓子や和もの雑貨まで売られていた。
定番の練り物の詰め合わせやかまぼこのソーセージなどたくさん買い込んでしまった。
道路を挟んで向かいには和食の店やカフェ、
隣には今回入らなかったけどかまぼこ博物館まであった。
なんだここはかまぼこのテーマパークか。
かまぼこだけでここまで楽しくなるとは。
 
昼は今回行ってみたかったロードサイドの寿司屋「丼万次郎」に。
城を挟んで小田原の反対側まで行くことになって結構時間がかかった。
卒業式シーズンで袴姿の女子やスーツ姿の男子を城の周りで見かけた。
「丼万次郎」はとぼけた名前だけど、食べログでは地元に愛されている店のようだ。
小田原の地魚の漬け丼が880円と安く、しかも
マグロ、はまち、ヒラメ、鯵、かんぱちと豪華。
確かにこれはいい!
なんとはなしに頼んだ唐揚げ3個も390円とは思わない大きさだった。
店舗は元々回転ずしだったようで、食事がレールに運ばれてくるのはご愛敬。
 
来た道を引き返し、
「山安」でまた鯵の干物やイカの一夜干し、鯖のフィレなど
ここでもたくさん買い込んでしまった。
 
16時過ぎ、まだ日のあるうちに高速に乗って帰る。
合流するところからずっと渋滞で、瀬田で下りてからも変わらず。
大相撲中継をラジオで聞く。
ようやく家に着いたのは19時半過ぎ。
買ってきたかまぼこで酒を飲んで過ごす。