日経の主催するDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する
WEB上のセミナーを仕事の合間に見ている。
DXについては数年前から話題に上がって、
昨年一気にバズワードとなった印象がある。
DXとは何か? というのが部門の勉強会でお題となった時、僕は
「破壊的なイノベーションにより(その企業の)ビジネスモデルを進化させること」
と答えた。
合わせて、僕の所属するシステムインテグレーターの会社の場合、
「顧客の経営課題を、先進性の高い技術でより効率よく解決すること」
なのではないかと。
部内の他の方からは
「破壊的なイノベーションという意識は現場にはなくて、
人がやってきたことをデジタル化することなんじゃないか」
という意見もあったし、
「2025年の崖」(団塊世代がリタイアするが、旧来のシステムをどうする?)
を話題に挙げる人もいた。
結局よくわかんないんですよね。
皆思い描くものが違ってて、「ぬえ」のよう。
結局「IT化」が言葉を変えただけ?
本を読んだりセミナーを聞いたりして思ったのは
DXのDはデジタルではなく、データなんじゃないかと。
インターネットの普及により
必要なデータを探す、ではなく、
より効率よく信頼性高く、
届けるべきところに届いて利用されるようにする仕組みというか。
それは特定のメールアドレスにメールが届くということではなく、
有象無象のデータ群の在り方として。
例えば個人情報の扱い方であるとか。
どこにあるから安全であると言えて、どういうときに利用してよいのか、
ということがより具体的に管理されるようになる。
その個人情報提供により対価として何を、どんな価値を得るか。
例えばあるメーカーが試作品を開発して、
その使い勝手の感想を
定量的なデータとして、あるいは定性的なデータとしてどのように獲得するか。
それはよりダイレクトに生の声として取得できた方がよい。
データを利活用するという時も、
その個人の利益というだけではなく、所属する社会の利便性にいかに還元するか。
という方向にも向かうと思う。
自分には都合がいいけど社会にとってはそうではない、
自分には不利益があるけど社会にとっては有益、
というような状態は選ばれなくなっていく。
今日のところはまだもやもやとしてまとまらず。
また引き続き考えます。