ドラマのアカデミー賞

NHKの朝ドラ『COME COME EVERYBODY』を見ていたら
圧倒的な存在感、演技力を放っていた義母役の YOU がなんと、
日ナレ死。(その死がナレーションによってのみ伝えられること)
 
『誰も知らない』の無責任な母親以来の名演!
ねほりんぱほりん』のモグラと同一人物とは思えない!
これはドラマのアカデミー賞があったら助演女優賞ものだな。
しかし、なんでそういう賞がないんだろう?
アメリカにはエミー賞があるのに。
 
録画しまくって全クールの全放送見ないと厳密には評価できないから。
視聴者からの人気投票にしてしまうと
アイドルグループに組織票を投じてしまうから。
そんな理由があるんだろうな、と思っていた。
 
ちょっと調べてみたら全然違った。
それどころかいくつかあった。恥ずかしながら全く知らなかった……
 
『ザ・テレビジョン ドラマアカデミー賞
ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、
 国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって
 部門別にNo.1を決定する特集です。
 最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞まで
 さまざまな観点からドラマを表彰します。」
 
とあって、最新の109回(2021年7月クール)では
最優秀作品賞は『TOKYO MER ~走る救急救命室~」だった。
これ、新聞でよくそのクールのドラマが始まった時に
評者が◎○△つけるのがあるけど、あれの本格版かもしれない。
 
『国際ドラマフェスティバル:東京ドラマアウォード
これは映画祭のドラマ版みたいな。
海外マーケットへの売り込みも視野に入っていて。
連続ドラマ、単発ドラマ、ローカルドラマが分かれているのがよいと思う。
連続ドラマの2021年度グレンプリは『俺の家の話』だった。
妻が見てたので僕もつられて、だったんだけど納得の出来栄えでした。
助演女優賞西田敏行に納得しつつ、
助演女優賞が同じく『俺の家の話』江口のりこだったことに
よく見てるなあと感心させられた。
 
『日刊スポーツ・ドラマグランプリ』
新聞社主催の賞。毎日映画コンクールとか報知映画賞とか。
日刊スポーツの映画賞もあるのでそのドラマ版ということですね。
2020年度が最新で、作品賞が『半沢直樹
主演女優賞が『天国と地獄~サイコな2人~』の綾瀬はるかで民放なんだけど、
主演男優賞と助演男優賞が『麒麟が来る』の長谷川博己染谷将太
助演女優賞が『エール』の二階堂ふみなのでNHKもあり、
これは2021年度、YOUが助演女優賞も案外ない話でもないな、と思った。
 
このスポニチ、1回目が『ラブジェネレーション』で以後、
GTO』『ビューティフルライフ』と続く。
主演男優賞もキムタク時代だったのが、SMAPへと引き継がれていく。
ほとんどジャニーズ系だったんですよね。
そういう流れもよくわかる、一目でわかる日本ドラマ史という感じ。