ウィルス性胃腸炎

日曜からの下痢が止まらず、月曜は会社を休んだ。
熱は下がったもののフラフラした感じが抜けなかった。
 
家の近くの内科に先日妻が風邪を引いて行ってみたとき、なかなかよかったという。
下痢が長引くのもつらいので僕も行ってみることにした。
病院のホームページを見ると初診は電話してほしいという。
9時半頃電話して症状を伝えると、11時半に来てほしいと。
それまでソファーに横になって、11を過ぎて着替えて出かける。
晴れて気温の高い日で助かった。
 
歩いて5分もかからない。
散歩のときに何度もその前を通り過ぎている。
熱のある方は11時半からの診療になりますと貼り紙してあった。
コロナ対策なのだろう。午後の診療も今は受け付けていない。
他に患者はなく、すぐ診てもらった。
 
症状を説明する。
土曜の夜吐いて、日曜は下痢が止まらず。
日曜の昼は体温が37.7℃まで上がったが、今は平熱になった。
思い当たる食べ物はありますかと聞かれて、
土曜の夜に食べた鯖の照り焼きの残りを伝えると関心を示さない。
金曜土曜、外出して外のトイレを利用しかと聞かれて
あります、と答えると
「ではそれですね、ウィルス性の胃腸炎です」
この時期、とても多いとのこと。
台の上に横たわって腹部の触診を経て、確定。
 
ああー、そういうことか。
こういうとき、下痢止めは出さない。
まずはウィルスを体内から出し切るのが先決だから。
薬の処方も整腸剤のみ。
食事は消化にいいものを少しずつとすること。
家族の人がいるならばお風呂は最後にすること。
トイレが2つあるならば利用を分けること。
そんな注意事項を聞いた。
 
今思うと若い頃、会社の人と飲んでて帰り具合が悪くなってトイレに駆け込み、
夜は部屋の中で我慢できずに吐いてしまったことがあった。
あれもそうだったのだな。土日寝込んで病院にはかからなかったけど。
 
隣の薬局で薬を処方してもらう。
他に患者はなく、穏やかな空気があった。
お薬手帳はありますか、と聞かれて、ないと答える。
向こうも他に客がなく、時間がありそうだったから
アプリを入れたいと思うが、どこがお勧めかと聞いてみた。
そうすると日本薬剤医師会のある、私もそれを入れているという。
その場でアプリをダウンロードして、インストール、利用者設定。
処方箋に紐づいたQRコードを出してもらって登録されるところまで
のんびりと待ってもらった。
おしつけがましいところがなく、感じがよかった。
これからは地元の調剤薬局にするかな、と考える。
さっきの先生をかかりつけ医として。
 
花粉症の免疫治療で毎月通う飯田橋のクリニック。
ただ単にそこから一番近いからというだけで通っていた調剤薬局
大手のチェーンで、いくとしきりに自分とこのお薬手帳アプリを入れろと。
モニターでは自社製品のCM、薬と一緒にチラシも同封と
商売上手なんだろうけどなんだかなーと思っていたところだった。
 
帰ってきて近くのスーパーに買い物。
この日も昼はキャンベルのスープ。
午後も寝て過ごした。
 
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火曜は普通に仕事。とはいえ休み休み。
整腸剤が効いてきたのか、
月曜の夕方は身体を動かすだけで漏れて
トイレに駆け込んでいたのが、そこまでひどくはなくなった。
月曜はお尻をトイレットペーパーで拭きすぎてそっと触れるだけで痛かった。
出るものも緑色。胃液なのか、大腸にたまった老廃物なのか。
出すものがないのに、身体はウイルスを輩出したがっていたのだろう。
 
水曜になっても依然として下痢が続くが、
ことあるごとにトイレに駆け込むほどではない。
コーヒーは飲まず、運動もせず、もちろん酒は飲まない。
昼はキャンベルのスープにパンという日々が続く。
明日には終わるとよいのだが……