怪獣の片付け方

NHK-BS3でウルトラセブンが最終回。
ロンドン、パリ、ニューヨークが業火に包まれ、東京の滅亡も目前に迫っている。
満身創痍のモロボシダンはアンヌ隊員に
自分の正体はウルトラセブンであることを明かし、最後の戦いに挑む。
 
最終回が終わった。
(来週からは全然別の番組となるようだ。エースやタロウを見たかったが……)
 
ふと思う。倒した後の怪獣ってどうしてんだろう。
撮影後の着ぐるみの話ではなく、ストーリー上の設定として。
 
毎回、ウルトラセブンと怪獣が地面を転げまわって町が破壊される。
それは瓦礫を片付け、町を再建するしかない。
その前に怪獣の死体をどうするのか?
ウルトラ警備隊の後方部隊にその専門部隊があるのだろう。
銅と腕、足、首を分割してどこかに運ぶ。
しかし分割するにしても人間や自然環境に害のある体液など流れるかもしれないし、
そもそも体の組織が固くて地球の物質では切り刻むことができないとか。
運び出すことができたとしてもどこに運んで、どう処理するのか。
怪獣専用の巨大な焼却炉を用意するのか。
 
何にしてもかなり手間暇かかってお金のかかる話。
僕がフルハシ隊員(石井伊吉こと、若い日の毒蝮三太夫)ならば
「チェッ、ウルトラセブンのやつ、ついでにあの怪獣宇宙に運んでくれないかな」
と舌打ちをするだろう。
 
この疑問に対して答えている本があったような気がする。
若い学者たちがそれぞれの立場から考察するというような。
しかしちょっと検索するぐらいでは見当たらず。
夢でも見てたのか。
 
とか、思っていたらちょうどいま、そのテーマの映画が公開されたとのこと。
『大怪獣のあとしまつ』
うーん、ここまで書いてきてなんとも間の悪いことになった。
ま、いいか。
DVD になったら借りてみよう……
この映画ではどう片付けることになっているのか。
 
21世紀の今ウルトラマンの最新作をつくるとしたら
そういうところも描くんじゃないかと思う。
最近のシリーズのことは全然追えてないけれども。