2022/04/25: www.amazon.co.jp
Birdie 「Some Dusty」 \1200
2022/04/26: www.amazon.co.jp
(V.A. Wackie) 「African Roots - Act2」 \1265
2022/04/27: diskunion.net
C-C-B 「僕たちNO-NO-NO」 \4510
(Soundtracks) 「小さな恋のメロディ」 \679
Matt Bianco 「Free Soul Drive with Matt Bianco」 \1400
Laura Mvula 「Sing To The Moon」 \693
2022/04/29: diskunion.net
Altered Images 「Bite」 \1100
Eels 「Shootenanny!」 \480
Amalia Rodrigues 「Secret」 \490
Francoise Hardy 「The Best of Francoise Hardy」 \693
Jeff Beck 「Live At BB King Blues Vlub」 \792
2022/04/29: DiskUnion 吉祥寺店
Sheena & The Rokkets 「真空パック」 \1649
Pearl Jam 「Rearviewmirror」 \970
Primce & 3rdeyegirl 「Plectrumelectrum」 \854
(V.A. Wackies) 「Wackies Sampler Vol.2」 \1100
2022/05/01: diskunion.net
Dolly Mixture 「Everything And More」 \8550
2022/05/01: www.amazon.co.jp
Gayle 「a study of the human experience volume one」 \1298
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C-C-B 「僕たちNO-NO-NO」
生まれて初めて買ったアルバムは何か?
初めて買ったCDはブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」だが、
初めて買ったカセットテープはC-C-Bの「すてきなビート」だった。
もちろんカセットテープの方が早い。
1985年発表。僕は10歳、小学校4年生だったか。
当時はベストテン、トップテンの全盛時代で周りのクラスメイトが見始めると
遅れて僕も見るようになった。
グループだと他に安全地帯や杉山清貴&オメガトライブ。
なぜC-C-Bだったのだろう?
”Romanticが止まらない” が『毎度おさわがせします』の主題歌に使われていて、
このドラマもまたクラスで話題になっていた。
それよりもテレビ番組の合間に流れるビデオクリップだったか。
青森公演の告知の際に少し流れる。
赤に青に髪を染めたメンバーたちが大勢のオーディエンスの前で演奏する。
それがとてもカラフルで、自分の中に新しい風が吹いたのを感じた。
”スクール・ガール” に ”Lucky Chanceをもう一度” に ”空想Kiss”
シングルが発表されてトップテンに出るたびにラジカセをテレビにつないで録音した。
一本丸ごと C-C-B のあの日のトップテン、この日のトップテン。
その話を友人にして、テレビに出るときは口パクだと知ったのは中学生に入ってから……
3作目、Coconut Boys を C-C-B に改名、大ヒットしてからの「すてきなビート」を最初に買って、
その次は1作目・2作目の編集盤「楽しい夏休み」やはりカセットテープ。
どうしても欲しくて夏休み、叔父にねだって小遣いをもらった。
二度とそういうことはするなという小言と共に。
今思うと遅れてきた和製ビーチボーイズという感じで悪くないはず。
これも再発されないかな。
ロートの CM で使われた”瞳少女”が収録されている。
クラスの誰よりも早く、最初の写真集を買った。
次の日学校にもっていくと女の子たちに囲まれて、見せて見せて貸して貸してと。
あれが生まれて初めてのモテた経験だろう。
話は前後するが、『東京音楽祭』に日本代表として出場する際に
紙を黒く染め直したのもかっこよかった。
1986年。今思うと Shakatak や Miami Sound Machine も出てた。
あのテープこそ、残しておくべきだった。
そんなこんなを思い出す。
iPhone に入れてアルバムを聞いてみた。
全8曲で34分と短い。
シングルだった ”Lucky Chanceをもう一度” と ”空想Kiss” はアルバム向けにミックスが違う。
当時聞いていた C-C-B のラジオ番組のリスナー投票で1位になった
隠れた名曲 ”ジェラシー” もこのアルバム。
どの曲もメロディーは覚えていたのに、演奏の雰囲気はイメージしていたものと全然違っていた。
もっとカラフルで賑やかで重厚感があるかと思いきや、案外隙間が多かった。
田口智治の弾くシンセが前面に出てほとんどの音作りをしている。
それをリーダー、渡辺英樹のベースが下支えする。
どの曲でもチョッパーを入れてるんじゃないかというぐらい手数が多い。
この二人がこの時期の演奏面の二枚看板か。
一方で米川英之のギターは存在感が薄い。
弾きまくってるなあという曲は”噂のカタカナ・ボーイ”ぐらいか。
後のアルバムではもっと前面に出てくるのかな。どうなのだろう。
他のアルバムも入手したいが、今はなかなか入手しにくい。
2015年に全アルバムがリマスター、SHM-CDで再発されたが、今は入手困難。
DiskUnion に網を張って半年待ってようやく今回一枚だけ。
それも4,500円と値上がりしている。
amazon だと1万前後となる。
関口誠人が参加した最後の作品、「愛の力コブ」(1986)が聞きたいなあ。
アルバム最後の曲、”HAPPY BIRTHDAY AND I LOVE YOU”が名曲で。
ギター一本で単純な歌詞を歌うだけ。
そこにメンバーや多くのスタッフの声が加わって。
賑やかになるのに、小学生にも終わりの寂しさ、切なさを感じた。
僕が熱心に聞いたのは、カセットテープを買ったのはこの「愛の力コブ」まで。
その次の「石はやっぱりカタイ」(1987)からは遠ざかった。
そちらの方が大人というか、音楽的に本格的なように感じた。
かといってC-C-Bが子供向けのポップスをやってたわけではないというのは
今聞き直すとはっきりしてるわけで。
所属事務所とかレコード会社とかいろいろな思惑があって
こういう売り出し方、音作りになったんだろうな。
チェッカーズの対抗馬としてつくられた、集められた、という噂も聞いたことがあった。