2022/05/16: www.amazon.co.jp
Ministry 「Every Day Is Halloween-the Anthology」 \1823
2022/05/17: www.amazon.co.jp
Imogen Heap 「Speak For Yourself」 \1016
2022/05/19: www.hmv.co.jp
東京事変 「総合」 \11000
The Auteurs 「After Murder Park」 \2530
Aretha Franlkin & King Curtis 「At Fillmore West Don't Fight The Feeling」 \6600
2022/05/19: diskunion.net
Friction 「Maniax」 \2037
KOHH 「Yellow T△pe 3」 \854
Moe and ghosts 「Rap Phenomenon」 \1164
Grateful Dead 「Blues For Allah」 \1067
The Devil Dogs 「Saturday Night Fever」 \757
2022/05/19: www.amazon.co.jp
Siouxsie & The Banshees 「Voices on the Air: The Peel Sessions」 \862
2022/05/20: TowerReocords 光が丘店
Sing Like Talking 「Humanity」 \2750
2022/05/20: diskunion.net
Ovall 「Dawn」 \880
Dub War 「Pain & Wrongside of Beautiful」 \980
2022/05/21: JANIS2
Map of Africa 「Map of Africa」 \400
Najponk Trio 「Bluesin' Black Forest」 \400
2022/05/21: DiskUnion 神保町店
Ministry 「Greatest Fits」 \380
Kid Creole & The Coconuts 「KC2 Plays K2C」 \380
Eden Atwood 「」Cat On A Hot Tin Roof \1900
Jackie & Roy 「Grass」 \1200
George Winston 「Autumn」 \380
Sara Brightman 「Ave Maria」 \380
Sandi Thom 「smile... it confuses people」 \280
2022/05/22: diskunion.net
Ovall 「In TRANSIT [Deluxe Edition]」 \1601
Ovall 「Ovall [2枚組限定盤]」 」 \1250
2022/05/22: www.hmv.co.jp
Kiss 「Kiss Alive」 (\2313)
Kiss 「Kiss Alive II」 (\2313)
※HMV のポイントで
2022/05/22: www.amazon.co.jp
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong 「Porgy And Bess」 \1408
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以前どこかで読んだ話だが、
ある世代のアメリカ人は
「ケネディ大統領が暗殺された日、どこで何をしていたか」
を覚えているのだという。
余りにも衝撃的なニュースであったので、
それを聞いた瞬間のことがまざまざと蘇ってくるのだと。
僕らの世代でそれに匹敵するようなニュースはあっただろうか?
洋楽好きならばカート・コバーンが亡くなったとき、と答えるのではないか。
突然の自殺だった。
僕は映画サークルの撮影で先輩の運転する車に乗っていた。
落ち合って車に乗って走りだしてすぐ、先輩が切り出した。
重苦しい雰囲気になって、しばらく何も言えなかった。
ポツリ、「そうか……」とつぶやくだけ。
なんて事のない、住宅街の風景を眺め続けた。
1994年。4月になったばかりだった。
90年代以後のロックバンドで最高峰は Nirvana だと思う。
1991年の1st アルバム「Nevermind」と
”Smells Like The Teen Spirit” でそれまでのロックをひっくり返してしまった。
1977年のパンク革命に匹敵する。
ビジネスに染まって肥大化したロックを剥き出しのシンプルな音に戻した。
若者の初期衝動こそがロックなのだと改めて知らしめた。
もちろん、Nirvana だけがなしえたことではない。
Pearl Jam といった周辺のバンドや Sub Pop レーベル、
先達の Sonic Youth の影響も大きい。
しかし、ただ一つ象徴を、偶像を求めるならば
どん詰まりの閉塞感と空虚、そこから生まれる乾いた、自虐的なユーモア。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムだけのやさぐれた、神経質な音。
なのにその楽曲はどこかポップで人懐っこい。
僕たちの抱える孤独をまっすぐ、ありのままに描いていた。
それが得体のしれない高揚感を生んだ。
この「Nevermind」も何回買っただろう。
〇〇周年記念エディションが出るたびに買ってしまった。
20周年記念の5枚組は
1枚目:オリジナルアルバムのリマスター+B面集
2枚目:リハーサルやBBCライヴなどの未発表曲集
3枚目:別ミックス
4枚目:ライヴ
5枚目:ライヴDVD
という充実の内容。
今回の30周年記念も Blu-Ray と最新のリマスターと世界各地のライヴ4枚。
そのうち1枚は東京。これは聞きたい。
欲しいなー と思いつつ、迷ってというか、ひよって、2枚組の通常版をにしてしまった。
2枚目は上記ライヴ4枚の抜粋となる。
そのうち数年したら東京ライヴも別売されるんじゃないかと期待を込めて。
もう30年になるんだな……
初めて聞いた時は17歳で、その僕が47歳になった。
そんな年まで生きるとは思わなかった。
何歳までに死ぬだろう、死にたいということではなく、
ただ単に何十年も先の未来のことを考えることができなかった。
カート・コバーンは27歳で亡くなった。
僕はそのとき、19歳か20歳か。
27歳の自分がどこでどうしているか、何をしたいのかもわかっていなかった。
ドラムのデイヴ・グロールが結成した Foo Fighters が
アメリカンロックの良心として息の長い活動を続け、
Nirvana に匹敵するぐらいの存在になるというのも予想外だった。
何もかもが消えてなくなって、残されたメンバーも音楽シーンから姿を消している。
そんな短く燃え尽きるバンドだと思っていた。
アルバムの1曲目、”Smells Like Teen Spirit” が始まるあの瞬間。
ぶっきらぼうにして、耳にへばりついて離れないイントロ。
混血、アルビノ、蚊、リビドー。
サビのフレーズには何の意味もない。
なのにそれを叫ぶ、やぶれかぶれなカート・コバーンの声。
そして声の限りに否定、否定、否定、否定、否定と繰り返す。
これこそがロックの全ての過去の継承であり、未来であり、永遠なのだと思う。