先週、なんだかんだ言いつつも「ちむどんどん」を擁護したい。
そんなことを書いたが、それもしんどくなってきた。
昨日の放送で、うーんと首を傾げてしまった。
天然で素朴、世間知らず。それゆえに身勝手。
そんなキャラクターが2人いるとしんどいなあと。
(もいろん、主人公暢子とにいにい)
ねえねえもあれこれ考えて悩んで望まない相手と結婚するという結論を出したのに、
周りが良かれと思って余計なことを。
それで覆って幸せになりますという展開、
その金吾もあっさり引き下がるという脚本にちむもやもや。
そんで今日、結婚式。
いいのかなあ、あの博夫で。この先もずっとウジウジしてそうだけど。
魅力が全く伝わらない。
最初とんちんかんなキワモノにしか見えなかった金吾が
ブレずにアピールし続けて、最後、男を見せる。
金のあるなしじゃなく、トータルで幸せになるのは金吾だと思うが……
そんで結婚話をまとめてにいにいがいなくなるという寅さん的振る舞いもなあ。
なんというか、キャラクターが類型的すぎて深みがないんですよね。
このキャラクターだとこういう行動するよね、の足し算でしかない。
「おかえりモネ」も「COME COME EVERYBODY」も
普通だとこうなるはずだけどそうならない、
その割り切れなさが魅力だったのだなと改めて気づかされた。
ありえん、という展開で言うと
「COME COME EVERYBODY」のラストシーン。
小さい頃に映画村で手裏剣のキーホルダーを落とした少年が
何十年後の恋の相手であり、今まさに再び落としたという展開。
どちらかというとこの方がありえない話なのに、そうは感じなかった。
それまでストーリーとして積み上げてきたものがあるからというのもそうだけど、
それ以前にキャラクターの深み、
それを生む割り切れないものの存在がそうさせるんだろうな。
そういう出来事があってもいいかもしれないと。
なんだろうなあ。
脚本の問題なのかな。
「おかえりモネ」も「COME COME EVERYBODY」を知ってしまうと
もう元には戻れないんだな。
とか言いつつ、来週も引き続き「ちむどんどん」は見るんだけど。
本当につまらなかったら話題にはしない。