先週買ったCD #90:2022/06/27-2022/07/03

2022/06/27: DiskUnion 大阪店
O.P.KingO.P.King」 \100
Happy Mondays 「Yes Please」 \580
John cougar Mellencamp 「Scarecrow」 \3825
Jesse Winchester 「Live At The Bijou Café, Philadelphia, May 26, 1977」 \600
Baden Powell & Trio 「The Frankfurt Opera Concert 1975」 \1000
Elizeth Gardoso 「Elizethiana - Os Grandes Sucessos De Elizeth Cardoso」 \750
Jane Birkinlolita go home」 \580
(Soundtracks) 「The Pink Panther And The Return Of The Pink Panther」 \800
 
2022/06/28: カーニバルレコード
(Soundtracks) 「Vanishing Point」 \3465
 
2022/06/29: diskunion.net
Siouxsie & The Banshees 「Juju」 \5500
 
2022/06/30: TowerRecords 光が丘店
The Lyman Woodard Organization 「Saturday Night Special」 \2200
 
2022/06/30: tower.jp
Currensy & The Alchemist 「Continuance」 (\2530)
タワレコのポイントで
 
2022/07/01: diskunion.net
(Soundtracks) 「太陽にほえろ! '80」 \3250
 
2022/07/01: www.amazon.co.jp
Dungen 「Allas Sak」 \700
Little Annie 「Short And Sweet」 \1688
 
2022/07/02: www.hmv.co.jp
Dungen 「Haxan (Versions by Prins Thomas)」 (\1100)
HMVのポイントで
 
2022/07/03: メルカリ
(V.A.) 「Burning Ambitions」 \1000
 
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(Soundtracks) 「Vanishing Point」
 
70年代初めのアメリカン・ニュー・シネマを代表する作品として、
刹那的なロードムーヴィー、爆音のロック映画として、
バニシング・ポイント」は今もカルト的な人気を誇る。
 
かの Primal Screamボビー・ギレスピーも心酔してて
1997年に「Vanishing Point」というアルバムを出して、
そこから切られたシングルも主人公コワルスキーにちなんで”Kowalski”
これがまた日本での人気に拍車をかけたんじゃないかと思う。
 
見たのが学生時代なので僕も記憶がうろ覚えですが……
コワルスキーはベトナム帰りのヤク中で新車を運ぶ仕事を請け負っている。
西海岸まで明日の午後までに届けられるかどうかの賭けになって
猛スピードで飛ばしていく。
警官を振り切って追われる身となり、クスリを打ってさらにアクセルを踏む。
コワルスキーのことを知ったラジオ局のDJもロックをかけて煽る、煽る。
クスリが切れるせいか、ところどころ過去の切ない日々のことがフラッシュバックする。
途中から賭けも何も吹っ飛んでただひたすらスピードを上げていくだけになる。
その果てに待ち受ける破滅。孤独と絶望。そして虚無。
ここまでストレートに焦燥感、その裏に潜む陶酔感を描いた映画はないだろう。
 
Primal Scream の「Vanishing Point」もダブに接近して
虚無的な陶酔感に貫かれていた。
あの闇雲にアクセルを踏む感触が
当時のボビー・ギレスピーのロックだったのだろう。
 
サントラにはデラニー&ボニーやマウンテン、ビッグ・ママ・ソーントン、
(売れる前の)キム・カーンズらの曲が。
あの当時の乾いた、土煙の舞い上がるようなアメリカンロックやソウルの空気感がある。
映画を盛り上げんがために心にグッとしみるような名曲を集めるというよりも、
ありふれた、西部のハイウェイを走っていればラジオから普通に流れていたような。
映画の雰囲気をうまく切り取ったサントラだと思う。
 
サントラは14曲。
映画の中ではもっと流れていたように思うが、DJが曲をかけていたように思うが、どうなのだろう。
調べてみるもわからず。
IMDb を見てみたら16曲だった。残る2曲は
”I Can't Believe It”(Composed & Sung by Longbranch/Pennywhistle)
”Got It Together”(Composed by Mike Settle, Sung by Bobby Doyle)
サントラが40分ちょいなので入れようと思えばこの曲も入っただろうけど。
権利関係の何かがあったのだろうか。あるいはただ単にどうってことない曲なのか。
もう一度見てみるしかないな……
これらの曲も含めた完全版をいつか出してほしい。
 
長らく探していたんだけど、国内盤帯付きがなかなか見つからず。
何回か再発されていて、
2011年の再発(1,000枚限定)が今 amazon で見たら新品が9,800円。中古はなし。
ヤフオクで見たら僕が今回買った2002年版はヤフオクで4,000円ほど。
先日の大阪出張で梅田駅前の第3ビルの地下でたまたま入った
「カーニバル・レコード」で見つけた。3,465円。妥当な値段だった。
前日 DiskUnion で見かけたCD 500円がここでは1,700円もして、高いなーと最初は思った。
でも、安売りはしないけど値段も吊り上げないということだったのかもしれない。
熱心な音楽ファンがレコードを掘りに来る店のようだった。
第2ビルの方にも姉妹店があるようなのでまたいつか行ってみたい。
 
前回の大阪出張では久しぶりの DiskUnion でたくさん買い過ぎてしまったな……