先週買ったCD #155:2023/10/02-2023/10/08

2023/10/03: www.amazon.co.jp
Robert Wyatt 「A Short Break」 \573
 
2023/10/03: diskunion.net
The Doors 「Live At The Aquarius Theater: The First Performance」 \9850
The Doors 「Live At The Aquarius Theater: The Second Performance」 \9800
 
2023/10/03: tower.jp
Oneohtrix Point Never 「Again」 \2650
 
2023/10/03: www.hmv.co.jp
792Olivia Rodrigo 「Guts」 (\2750)
HMV のポイントで
 
2023/10/05: diskunion.net
Shelly Manne 「"The Three" & "The Two"」 (\1500)
Shelly Manne 「More Swinging Sounds」 (\1500)
 
2023/10/06: BOOKOFF 1号四日市日永店
Rising Sons 「Rising Sons feat. Taj Mahar And Ry Cooder」 \550
The Faint 「Danse Macabre」 \330
De La Soul 「Stakes Is High」 \1430
Astor Piazzolla 「The Central Park Comcert」 \1760
(V.A.) 「Black Sabbath Tribute」 \693
 
2023/10/07: BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店
Dungen 「4」 \792
Yadranka 「」 Sarajevo Balada \693
(V.A. Guitar Work Shop Series) 「Down In Jamaica」 \693
 
2023/10/07: DiskUnion 名古屋店
岡林信康岡林信康ベストコレクション」 \1700
Johnny Cash 「American III: Solitary Man」 \780
Tipica '73 「En Cuba - Intercambio Cultural」 \2250
Neco 「Samba E Violao」 \2850
Bob Marley 「Chances Are」 \380
Tapper Zukie 「M.P.L.A.」 \1000
Jimmy Cliff 「The Power And The Glory」 \580
(V.A.) 「Caribbean Music Cafe」 \1100
(V.A.) 「Pop Sessions - Serge Gainsbourg」 \680
(Soundtracks) 「Musica Cunana」 \380
(Soundtracks) 「The Virgin Suicides」 \380
 
2023/10/07: www.amazon.co.jp
The Roches 「A Dove」 \450
Richard Marx 「Stories To Tell」 \2598
 
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先週金曜の四日市出張を終えて一泊。
土曜は名古屋に移動して栄のブックオフと DiskUnion に寄って帰ってきた。
観光地に行けばいいものを、
最近はどこ訪れてもその地のブックオフを探して中古CDでお金を使って終わり。
なんだかなあと自分でも思うが、それが一番楽しいのだからしょうがない。
興味の幅がどんどん狭くなっていく。
 
それはさておき。
ブックオフも DiskUnion もブラジルやレゲエが充実していた。たまたまだろうけど。
夏は終わり、急に寒くなったというのに何枚かレゲエを買った。
ブックオフではスライ&ロビーがレゲエのギタリストを3人呼んで録音した90年代半ばごろのコンピ。
DiskUnion ではジミー・クリフが80年代に Kool& The Gang らとつくった売れ線ポップなアルバム。
タッパ―・ズッキーの70年代のアルバム。 「M.P.L.A.」帯にパンクスに人気とあった。
 
そして、ボブ・マーリーの「Chances Are」
国内盤帯付きで、『Forever Young 』シリーズから出ていた。380円。
このアルバム、全然知らなかった。
1968年から1972年にかけて録音と帯に書いている。
ということは、アイランド・レコードに移籍してワールド・ワイドな活躍をする前、
ジャマイカ時代の音源か。
1981年の死後発売された未発表曲集となる。
 
アイランド以前の音源はいろいろな形で出ているが、というか乱発されているが、
この時期なら「African Herbsman」が最良のコンピとなるか。
iPhone に入れているのでその場で曲目を確認したが、全然かぶりがない。
どういうことなのだろうと後で調べてみたら
「Chances Are」がジョニー・ナッシュのレーベルで録音した音源を集めたもので、
「African Herbsman」がリー・ペリーのレーベルだった。
 
ちなみにジョニー・ナッシュはアメリカ人で、ジャマイカやイギリスで活動。
ボブ・マーリーがイギリスにわたるきっかけを作った。
映画『クール・ランニング』でジミー・クリフがカバーした
”I Can See Clearly Now”のオリジナルがこの人。
 
東京に戻ってきてさっそく、「Chances Are」を聞いてみる。
いい意味で軽い音。
”Reggae On Broadway” や ”Dance Do The Reggae” という曲タイトルからして軽い。
後の闘士としてのボブ・マーリーではなく、
一介のミュージシャンに過ぎなかった音楽好きのあんちゃんとしてのボブ・マーリー
アメリカのポップスやR&Bに影響を受けたのか、ホーンやコーラスが入ったりしてレゲエ色は薄い。
スロー・ナンバーに至ってはもはや普通のソウル・ナンバー。
隙が多く、正直、名曲・名演の類はない。
それはそれで等身大のボブ・マーリーを聞くことができて面白い。
すっきり整理された演奏ではなく、その音には迷いやもがきも垣間見ることができる。
ボブ・マーリーが好きな人だったら持っておきたい一枚だと思う。
Discogs を参照するとその後日本では発売されていないようだ。
権利関係の問題があるのだろうか、それとも一般的な評価が低いのか。
 
不思議なことに、同じ時期なのに「African Herbsman」とは全然印象が違う。
「African Herbsman」の方がテンションが高く、密度が濃い。
これはリー・ペリーのプロデュースワークによるものなのか。
ジョニー・ナッシュ側が当時の売れそうな音を求めたのか。
 
今年のレゲエもこれで終わりか。
今年は Alpha & Omega を知ったり、
DiskUnion の吉祥寺店で見かけてMad Professor の ARIWA レーベルを買い漁ったり。
あと、ジョー・ギブス関連をいくつか。
ずっと探していた Misty In Roots 「The John Peel Sessions」も見つけることができた。
ヤフオクで9,800円だったけど、悔いなし。
レアなだけでそこまでの名盤ではなかったですが。
 
日本だと中古で安く買ったリクル・マイのアルバムがよかったな。
Dry & Heavy のヴォーカルだった人。
Audio Active のリマスター盤も中古で買いそろえた。
日本のレゲエって今どうなってんだろう、というのが気になる。
もっと実験的な、心と体に悪そうな凶悪なダブがこの世にはあるんじゃなかろうか
というのを引き続き来年は探すことになるか。