久しぶりの熊本 その2(2日目前半)

昨晩、寝ようとしたら NHK-BS でエリック・クラプトンの1986年のコンサート。
ドラムがフィル・コリンズだった。やっぱうまいなー。
この時代で一番のドラムはフィル・コリンズだと思う。
この後全米No.1のヒットメイカーとなってコメディ映画にも出るとは。
疲れ切って全部は見れず。午前0時過ぎに寝た。
 
7時起き。
朝はヨーグルトにバナナ、キウイを加えたものにアマニ油。
昨日阿蘇の道の駅で買った塩パン。
昨日頂いた自家製のシソジュース。
モーニングショーを見る。世界のニュース。
大谷翔平の活躍。
ロッテの球場のウグイス嬢が2,000試合まであと1試合。
 
この日は僕のリクエストで宮崎へ。
これまで大分や長崎には行ったことがあっても宮崎はなかったんですよね。
義父の運転する車で9時前に家を出る。
御船から高速に乗る。
御船ICの裏に大きなコストコができていた。
 
以前の豪雨で一般道が通行止めのままになっている影響で
八代から人吉までの区間が無料になっているという。
八代で一度下りて入り直し、人吉で下りると確かに ETC の料金が0円と出た。
本来は1,200円か1,300円。これは大きい。
 
その途中の山江SAでトイレ休憩。
上りの方は巨大な白い急須の像がそびえたっている。
それを義父に話すと鹿児島の酒器「黒千代香」じゃkないかと言う。
ここのサービスエリアは熊本ラーメンが有名、わざわざ食べに来る人もいると。
券売機の写真を見たら確かにおいしそうだった。
 
熊本の南側は山また山、トンネルに次ぐトンネル。
6km の肥後トンネルなどいくつもいくつも抜ける。
山が深く迫り、木々も折り重なるように包み込む。
どこかのトンネルの壁に県境があって宮崎に入る。
そのトンネルを抜けると森の多い平地。景色がだいぶ変わった。
宮崎に入ったから、ではないだろうけど急にバイカーが増えた。
最近の大雨によるものか小規模な崖崩れで
青いビニールシートに覆われたところがいくつかあった。
 
「えびの」ICは妻曰く、大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」の歌詞に出てくる
雨のハイウェイとはここのことなのだという。
作詞の銀色夏生も宮崎県出身。
この日は晴れのはずが熊本から小雨が続く。
それが強くなった。まさに雨のハイウェイ。
 
霧島や都城を抜けて、宮崎市街に入る。
背の高いフェニックスの木が道路にニョキニョキと生えていて南国気分を出す。
県庁の裏側、アーケードの商店街の近くに車を停める。
チキン南蛮発祥の店として有名な「おぐら」の本店へ。
11時のオープンで11時半前に到着。
若い人たちを中心に結構並んでいた。
 
待っている間に近くの山形屋というデパートに入って
地下の土産物売り場で青森の妹夫婦たちに
マンゴーゼリーなどの詰め合わせを送った。
 
しばらく並んで店に入ったのは 12:15 頃か。
U字工事ギャル曽根、ヤクルトの青木など壁にはたくさんの色紙。
1階の厨房が垣間見えて、
テーブルにたくさん並んだ皿に千切りキャベツとスパゲティが盛り付けられていた。
2階席に通される。
手練れのおばちゃんが手際よく働く古き良き洋食屋だった。
注文を表すプラスチック製のいろんな色の楕円形の札が壁のフックに
何枚も重ねて掛けられている。
 
僕はこの機会にチキン南蛮のライス付きと
ハンバーグのライス無しと二皿。
チキンは思っていたよりも固かったが、南蛮の味付けとタルタルソースがよかった。
焼きたてのハンバーグから肉汁が溢れ、ふっくら柔らかく、
たっぷりのデミグラスソースがかかっていておいしい。
僕としてはハンバーグの方に軍配を上げる。
 
このアーケードの通りが恐らく宮崎市のおしゃれの中心街なのだろうか。
いくつかの店に入った。
そのうちの一つ、「おぐら」に向かう途中で見かけた古着屋は
奥の壁にCDも並べられていて、ディスプレイされているTシャツもいけてる。
とても気になったんだけど、
昼を食べに出たのか証明はついているのに CLOSED になっていて、
携帯の連絡先が貼られていた。
縁がなかったのだな、と今回は諦めることにした。