「来て見てはいよ! 熊本「朝見世」モノヒト語り」

うちの奥さんがナビゲーターを務める、
編集学校のイベントの告知です。
 
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熊本が第二の故郷になって早数年。
初めて阿蘇山の火口を覗き込んだ時のこの世ならぬ絶景。
水俣の、今となっては静かで穏やかな海辺。
高森湧水トンネルに浮かび上がる七夕飾り。
人の営みというものを包み込む、
火山・水・緑という圧倒的な自然の力を訪れるたびに感じてきました。
 
杖立温泉や人吉温泉のお湯に入った後は馬刺しや球磨焼酎を楽しみ、
下通で太平燕を食べた後は上通で品揃えのいい古本屋を見つけたりと
いつ行っても日本の反対側、青森出身の僕を温かく迎え入れてくれました。
 
そんな熊本が震災に見舞われ、復興がようやく形になってきたところで
今年の豪雨災害。人吉は昨年出かけたばかりで、
歩いたあの町並みが今大変なことになっていることを知ると胸が痛みます。
町の人たちが助け合って前に向かう姿をSNSやニュースで見ると
駆けつけたくなるものの、今この状況では東京から向かうわけにもいかず。
もどかしい思いをします。
熊本で生まれ育ったうちの奥さんはもっともっともどかしい思いをしています。
 
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今回のイベントは熊本の素晴らしさを世に広めたいと
日々ささやかながら活動してきたうちの奥さんがナビゲーターを務め、
「店」をキーワードに熊本の魅力を編集的に捉え直すというものです。
 
対極的なふたつの店が登場します。
どちらも女性の方が代表として店を切り盛りしています。
 
ひとつは熊本市内で秘伝の丸薬「書毒消丸」を
江戸末期から製造・販売している老舗の「吉田松花堂」
2月には明治時代から受け継ぐ雛飾りを見せてもらいました。
 
もうひとつはイタリアを中心としたヨーロッパの逸品を扱うセレクトショップの「HIKO」
熊本で店を開いていましたが、震災を機に東京銀座に移転。
先日は「サラメシ」にも登場していましたね。
 
チャーミングな3人娘が集まって、明るくにぎやかに、
熊本のヒト・モノ・ミセを語ってくれることでしょう。
 
今回の収益金は7月の豪雨災害の復興支援金として充てることになっています。
当日は僕も少しお手伝いします。
よろしくお願いします。
 
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【イシス祭@熊本】来て見てはいよ! 熊本「朝見世」モノヒト語り
2020/09/05(土) 10:30-12:00
ZOOMで開催。参加費1,100円
 
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