久しぶりの熊本 その4(3日目)

18日、月曜のこと。
エアコンをつけていたのを妻が起き上がって消したのを聞いた。
窓を開ける。明け方雨が降ってまた窓を閉めた。
 
7時起き。
トースト、コーヒー、キウイの入ったヨーグルト、シソジュース。
民放のニュース番組。統一教会。一昨日堤防が決壊した宮城の様子。
ちむどんどん、こころ旅。
昨日シーガイアで買った本革ショルダーバッグを僕が寝ている間に義父が
クリームを塗ってくれていた。
NHKでは「ひむバス」という番組。
バナナマンの日村が小さなバスを運転して地域の人々と交流する。
2本あって後半が全国にまだ40校しかないという女子の公式野球部。
大谷翔平のドキュメンタリー。
 
9時半、家を出る。出がけに通り雨的な大雨。
郵便局に荷物を出す。
義父から珍しい焼酎を何本ももらった。
箱がふたつになったが、紐で縛ってくれたので1個口になった。
 
僕のリクエストでブックオフへ。
初めて入るブックオフは楽しい。
中古CDは今一つ。
タワレコなど新譜を買える店がないところはどうしても品ぞろえが偏ってくる。
坂本龍一で一枚、330円で買う。
こんなところからな、と思っていたら
妻が店の反対側の方にいて大型本・全集物がすごいと。
またあれこれ買い込んでしまった。しかも安かった。
・中学校の図書室で読んだ講談社の『二十世紀全記録(1900-1986)』が500円。
 とても分厚い。
・『未踏の大自然』という1976年に出たシリーズもの。
 写真が豊富で読み物としても面白そう。1冊220円で4冊。
 アンデス、中米のジャングル、サハラ、ソビエトの砂漠地帯
・『ペコロスの母に会いにゆく』が200円だったのでこの機会に。
・『熊本の怖い話』350円
・『日本”怪奇”伝説』というコンビニでよく売ってるようなやつ。200円。
他、青熊書店で売る文庫をいくつか。これだけ買って2000円ちょい。
さすがにこれは持って帰れないと後日義父に送ってもらうことにした。
 
叔父の家に寄って、その後味千ラーメンの本店へ。
一度も食べたことがないということでここも僕のリクエストで。
全部乗せ。チャーシューとパイコー(軟骨付きの豚バラ肉の煮込み)増しとなる。
半チャーハンと餃子のセットを妻と分け合う。
これが熊本ラーメンのスタンダードなんだな。
桂花ラーメンの癖のある味、尖った味もいいが、こちらもいい。
 
空港へ。
13:55発で12時過ぎには着いてしまった。
仮設の施設で営業している。会社へのお土産を買う。
2階にあったラーメンの店、和食の店も仮設のフードコートの中へ。
ラーメンの自販機や豚足の自販機があった。
ここで義父母と別れる。
妻のクレジットカードが会員だということでラウンジで過ごすことにする。
『熊本の怖い話』を読む。田原坂はやはり出るんだな……
阿蘇の火口を覗き込むのも怖い。
天草の廃墟となった病院で肝試しとか、事故の多い山道とか、
タクシーに乗せた客が消えたとか、よくある話も。
瑞鷹」の由来が語られているページもあった。
地震で崩落した阿蘇赤橋は自殺者が多かった、引きずり込まれるというのは
一昨日義父に聞いた通りの話だった。
 
飛行機の中でも読み続け、読み終えた。
早川義夫『たましいの場所』に戻る。
行きは9人掛けだったが、帰りは一回り小さくなって6人掛け。
しかし満席。
 
予定通り、15時半過ぎに到着。
リムジンバスが出た直後でモノレール、大江戸線と乗り継いで帰ってくる。
東京の最高気温は33℃で駅に着くとモワッと蒸し暑い。
昨日、一昨日は土砂降りだったのか。
 
みみたが迎える。
この3日間、吐いたこともあったが一人で無事、お留守番を終えた。
大相撲を見る。
僕が帰っている間、正代が勝ち続けて3連勝。
この日も勝って5勝4敗で勝ち先行。
昨日の照ノ富士、若元春の取り組みでは待ったのかかった後に
若元春の回しを直してあげたのだという。
妻から動画を見せてもらった。
このまま勝ち続けるとよいのだが……
宇都の後援会は盛り上がっているのだろうと思う。
 
猫のみみこは元気だった。
もう一匹新入りの、かーこも大きくなった。
二匹は仲が良くないようだが、時折僕のところに交互にすり寄ってきた。