神保町の共同書店『PASSAGE』の青熊書店に
音楽専門の棚として2号店ができたのが先月の25日。
この1カ月で8冊が売れた。
棚の位置が高いところにあるのでなかなか売れないんじゃないか。
ポップを書くとか本に挟むとか
独自の栞やブックカバーを添えるといった工夫をしていないので
なかなか売れないんじゃないか。
そんな不安があったのですが(だったら対処しろという話ですが)
結果としてはまずまずの立ち上がり。
とはいえ、最初の1冊は上京した友人が買ってくれたのを自己申告してくれたもの、
残りの7冊も友人・知人関係かもしれぬ。
あるいは PASSAGE の棚主仲間の購入とか。
僕が PASSAGE に行くと何冊も買って帰るように。
全然安心できないし、油断もできない。
棚に本を並べるだけでは基本、売れない。
売れるとしたら PASSAGE という場の力だろう。
どういう本が売れたかというと、内容は置いといて
新品・中古は問わず文庫が7冊、新書が1冊だった。
ハードカバーの大型の単行本やムックの類の本、
本当は一番推したかった本は全く動かなかった。
新品を仕入れて置いたのでそもそも価格が高いというのがあるのかもしれない。
一方で、文庫はページ数が分厚く新品だったので1,000円としたのも売れた。
この辺りが境目なのかも。
1号店の青森×熊本もやはり売れるのは100円や200円の価格をつけた中古の文庫本。
友人・知人が応援の意味で買ってくれるのであれ、
通りすがりの方の目に留まったのであれ、懐の痛まない方がよい。
値段の高い新刊の単行本をわざわざここで買う理由はないのだろう。
PASSAGE では中古で探したものを売るのがよいのかもしれない。
それはそうと。
柴田元幸先生の棚は売れすぎてもはやスカスカ。
忙しくて棚を補充する時間がないのだろう。
米原真理先生の棚の本はサイン入りで僕は『必笑小噺のテクニック』を、
妻は『うちのめされるようなすごい本』を購入。
映画の DVD を売ってる棚があったけど、
レトルトのカレーを売っている棚を見かけた。それもありか。
最近増えた棚の中にはご近所、八戸の棚もあった。
青熊書店