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昨晩は笑ってこらえてを途中まで見て、22時過ぎには疲れて寝た。
途中のコーナーにあった競技カルタの絶対的クイーンの話がすごかった。
全くのカルタ素人の父親によるスパルタ。
論理性なしのあの無茶苦茶な指導によって生まれた圧倒的な実力。
 
7時半まで寝る。
何度か目が覚める。
今日までは仕事のことを考えないようにしよう、そう思いながらまた眠る。
 
この日も吹雪。強まったり、穏やかになったり。
箱根駅伝の復路を見ながら朝食。
腹の調子も戻って中華オードブルの残りを食べ、
いつも通りの野菜を温めたサラダと母のつくった貝焼き味噌も。
食べ終えて自分のいた部屋を雑巾で拭き、家中に掃除機をかけた。
母から Soup Stock のスープを冷凍したのや「壽」と書かれたリンゴなどをもらう。
宅急便ではなく運んで帰る。保冷バッグに詰める。
9時半過ぎに母を入れたコーヒーを飲み、
飲み終えて母にタクシーを呼んでもらった。
 
タクシーの運転手さんに聞く。
昨年の正月は54年ぶりの大雪で、雪かき業者は売り手市場で大儲けだったと。
一番高かったとこだと、一軒20万円。
嫌ならいいですよ、忙しいんで他行きますんで、という。
頼むと半日で5,6人来て片付ける。
しかしほっといて軒先の窓を突き破ったりしたら目も当てられない。
楽しい話も聞いた。
妻が今回の帰省では貝焼き味噌がおいしかったと言うと、
市内では「六兵衛」という店が一番おいしい、しかもこの店は何を食べてもおいしい。
次来た時に行ってみようと思った。
僕は僕で、何がきっかけだったか富士山の山頂で飲んだ缶ビールは
1,000円でもおいしかった、そんな話をした。
 
11:22 新青森駅発、その1時間前には着いた。
福士佳代子の大きな像ができていた。
みみたには猫用のさけとばを買う。
いつも通り漁り火ハウスの海峡するめ
腹いっぱいだったので今日はそれぐらい。
この3日間、オードブルやビュッフェがめいんだったので甘いものが食べたくなった。
それを妻に言うと、七戸のお菓子屋が臨時で店を出していたのを見つけ、「駒饅頭」というのを買った。
明治41年、当時まだ皇太子だった大正天皇が食べてこの名前をつけたのだという。
 
1日に缶ビール、缶チューハイ、パックの焼酎を買ったもののほとんど飲まなかった。
パックの焼酎や缶ビール、缶チューハイの何本かは家に置いてきた。
缶チューハイの半分は持ってきて車内で飲んだ。
昨日らせん堂で買った本を読んで過ごす。
ちくま文庫の『現代マンガ選集』の一冊、「表現の冒険」
つげ義春の「ネジ式」
赤塚不二夫谷岡ヤスジのハチャメチャっプリは相変わらず。そこから松本大洋、西岡兄弟へ。
みなもと太郎『ホモホモ7』がパスティーシュ漫画の最高峰だった。面白かった。
パロディで言うと、長谷邦夫の作品もあった。
その長谷邦夫も編纂委員会(他、赤塚不二夫加藤芳一タモリ)に加わった
『現代用語辞典ブリタモリ』も拾い読む。
コンプライアンスの世の中の今、絶対世に出せない本。
 
写真家、長部誠による『津軽の宴』という本も読んだ。
主に80年代前半に撮影されたのかな、
弘前で行われた大小様々な、パブリックもプライベートも含んだパーティーで撮影されたスナップ写真の数々。
リボンをつけてスピーチをする人、チャップリンのような髭をつけて余興を披露する人、談笑の数々。
そこに長部日出雄、高木恭三らの弘前の宴席についての短いエッセイが始まる。
この長部誠という方は長部日出雄の兄だった。
 
青森を出たときは吹雪だったのがトンネルを抜けて八戸に出ると快晴。雪もない。
拍子抜けなくらいに明るい。
盛岡に着いてこまち号を連結することになるも秋田新幹線は大雪の影響によるものか
信号機の故障で大幅な遅れ。
はやて号も15分ほど遅れての盛岡出発となった。
 
電気グルーヴの『メロン牧場』の7巻を読み始める。
2019年。ピエール瀧の逮捕、拘留、釈放のあった年。
拘置所での待遇など、いい話が多かった。
 
15分遅れのまま到着。
丸の内線、大江戸線と乗り継いで帰ってくる。
イオンで駅弁フェア。夜食べようと笹に包んだ寿司を買う。
 
みみたはおりこうさんにして留守番してくれていたようだ。
母に電話、妹にLINEで到着を伝える。
3日恒例のNHKの演芸番組の最後の方を見る。
そのまま NHk で『混迷の世紀』を見る。2023の行方。
ロシアとウクライナアメリカと中国、エネルギー・食糧問題など。
スベトラーナ・アレクシエービッチ、ジャック・アタリ、イアン・ブレマー、中満泉など。
この世界は誤算だらけでどんどん状況が厳しくなっている。
 
引き続き、『北の果て一人生きる』という番組をこれから見る。
町中華で飲ろうぜのスペシャルを見て、
明日からは仕事。
1週間の休みもこれで終わり。