札幌遠征(初日)

昨日、土曜のこと。
前の晩はベストヒットUSAで寝落ち。
午前1時ごろ目が覚めて布団へ。
4時にみみたに起こされて二度寝
 
5時起き。
部屋の中を簡単に片づけ、ペットシッターさんへの言付を用意して
7時過ぎに家を出る。みみたはどこかに隠れて見当たらない。
家を出て3分ほど歩き、AirPodsを忘れてきたことに気づく。
一応持っていくかと引き返す。
家の中に入って、しまった、スマホも忘れていたと思い出す。
危ないところだった。
JALQRコードが無くて飛行機に乗れなくなるところだった。
 
大江戸線の中ではニック・ホーンズビィ『ソングブック』を読む。
『ハイ・フィデリティ』などで知られる著者の音楽エッセイ。
かなりの音楽おたくだろうと期待して読んだが、正直さほど面白くはなかった。
 
羽田空港ではいつものおにぎり屋へ。
おかか、鮭、ツナマヨ、明太子を妻とシェアして食べる。
味噌汁がホッとする。
 
09:45発が、到着遅れで 09:55 となる。
それ以外は順調。東京は大雨。
家の中はエアコンをつけてきたが、涼しく、無駄になったか。
 
3席、通路、3席の小さな機体。
通路側だったので一息付けたけど、真ん中の席は狭そう。
 
予定より少し遅れて11:23頃新千歳空港に到着。
早速味噌ラーメンを食べに行く。
空港内の『ラーメン道場』へ。前回はこの中の「白樺山荘」だった。
今回は「けやき」にする。オーソドックスな味噌ラーメンではここが一番おいしそう。
20人以上並んでいたが回転がよく、30分もしないで入ることができた。
味噌のチャーシュー麵にバター、コーン、煮卵を追加。
煮卵には「にとり」の焼き印が。燻製っぽい風味があったように思う。
チャーシューは分厚く、だけど柔らかい。脂身は少ない。
スープが柔らかい味でとてもよかった。野菜の味が効いてそう。縮れ麺によく合う。
生ビールがサッポロクラシックで、東京から来た僕らからすると「おお!」だけど中ジョッキで800円は高いかな。
空港価格。総じてラーメンも高い。
チャーシュー麺が1600円、バターとコーンが150円ずつ、煮卵が200円。
ちなみに食べログの投稿を見ると店長はニトリ創業者と親戚関係にあるとのことで
のれんによく見ると「にとり」の文字が。
荷物入れのカゴにも「ニトリ
 
快速に乗って札幌駅に移動。
千歳、恵庭、北広島、新札幌、札幌。
後ろの席に座っていた女性2人組や前に立っていた別の女性2人組は聞こえてくる話の内容からすると
同じくドリカムを見に行くっぽかった。
 
地下鉄南北線に乗って中島公園駅まで行って、ホテルにチェックイン。
JAL のパックツアーを妻が予約して、あまり期待してなかったんだけど、部屋は広くソファーもあってよかった。
 
一休みして、会場となる札幌ドームへ。
この前札幌で見た時は真駒内ドームで、札幌ドームは嵐だった。
一度南北線で札幌駅まで戻って東豊線で終点の福住まで。
10分ほどで着いたが、ずっとギュウギュウ。ほぼドリカムファンか。
これ、ファイターズの試合のときもすごいんだろうな。
スタジアムは移転するけど。
空港快速乗ってる時に北広島の辺りで新しいスタジアムを見かけたらように思う。
 
地上に出て、多くの人が歩いていく列に連なる。
ドームが見えてくる。近くのコンビニ前に多くの人が集まっていて電子タバコを吸っている。
最後の喫煙所ということか。
 
ドームは巨大な雪のかまくらのよう。
中に入る前に駐車場エリアのグッズ売り場に行ってみるが、かなりの行列。
今から並んでも開演に間に合わないと係員が何度もアナウンスするので諦める。
中に入る。
今回はアリーナ席ではなくスタンド席だった。
妻はチェッ! と。しかし、内野席のようで、ゆったりしていて足を伸ばせる。
すぐ横の外野席は窮屈そうだった。
 
ステージを見下ろす。
円形のステージの中心部が八角形の巨大スクリーン。
その周りにドーナツ状の細長い回転ステージ。
さらにもう一層外側に固定されたステージ。ここにメンバーの楽器が設置される。
(つまり、一カ所に集まって演奏ではなくバラバラの場所でそれぞれ演奏なので大変だったと思われる)
この円形ステージから四方に廊下のような細長いステージが伸びている。
その外側に地上4階建ての柱のような大きなモニターが東西に2本ずつ、
小さな柱型水槽のようなモニターが北東、南東、北西、南西に1本ずつで計4本。
4年に一度のドリカムワンダーランドだけあって、相当気合が入っていた。
 
16時過ぎ、開演。
儀式性の高い演出。匿名性の高い衣装を着た大勢のダンサーが旗を手に登場。
SEもミステリアス。勢ぞろいして銅鑼を叩いてスタート。
吉田美和がいきなり1曲目から空を飛び、光るドローンを周りに侍らす。
空を飛ぶというのは昔のワンダーランドではクライマックスだったのが
もはや最初の一場面でしかないんだなあ。
その後も仕掛けの多いステージを縦横無尽に駆け巡って1・2曲ごとに趣向が変わって
見ていて飽きなかった。
僕がドリカムのコンサートを見るようになって10年近くとなるが、今回がベストだった。
さすがワンダーランド。
 
演奏された曲は誰もが知る定番に、最近の(といってもここ5年ぐらいの)新曲と、隠れた名曲たち。
ドラムはごつい黒人男性でパーカッションはよく見えなかったけど恐らく黒人の若い女性。
MCも陽気な黒人。日本人のメンバーにはヴァイオリンやヴィオラも弾く人もいた。
演奏はいいのだろうけど、音はよくなかったかな。
札幌ドームの性質なのか、ミキサーの趣味に寄るものかゴリゴリのアタック音が強調されていて
繊細なところはほぼ聞き取れなかった。
ツアー初日だからだろうか。
 
このドームは5万人収容で完売。
吉田美和の母校が今年で100周年、記念講演を求められるもそれは苦手と断って、
その代わりに生徒たちをコンサートに招待したという。
帯広からはるばるバス20台で。
だからか、ツアーTシャツにツアータオルの若い男性高校生みたいなのが通路に大勢いた。
 
モニターにベースを弾く中村正人の顔が何度もアップになって、
というか本人がカメラに近づいていって、やってる本人たちも楽しそうだった。
 
今回は大阪も当たって3週間後。
別の角度から見たらまた印象が変わるだろうなと思った。
モニターには映されるものの裏側のステージだとリアルタイムで何が起こってるのかわかりにくいんですよね。
 
終わって19時半前。
駅まで歩いていくもホームは案の定大混雑。
2本やり過ごしてようやく乗ることができた。
 
東豊すすきので下りて、妻の友人夫妻と合流。
ザンギやニシンの塩辛を食べながら遅くまで飲んだ。
息子さんが迎えに来てくれるという。
待ってるうちにすすきのを歩いていたらいつのまにかホテルに着いてしまった。
そこで夫妻と分かれる。
次はファイターズの試合を見に行きましょう、となる。
 
ホテルの下のコンビニで缶チューハイや缶ビールを買い込んで妻と飲み直しているうちに寝落ち。
気が付いたらソファーで午前4時。ベッドで寝直す。