「ふるさと祭り東京」行ってみた

火曜に妻が東京ドームで開催されている「ふるさと祭り東京」に行ったら
思いのほか賑わっていて楽しかったというので僕も今日行ってみた。
全国のゆるキャラ、祭り、ご当地府グルメを集めてPRのブースも出して、という。
たまに吊革広告で見かける。10年以上やってるのかな。
10日の金曜から明日、19日の日曜まで。
 
仕事が終わらず、今日は平日のように7時出社。
最低限片付けて10時には出るつもりが、なかなかうまくいかず……
12時で打ち切りにしてオフィスを出た。
飯田橋なのでドームまでは一駅。
そう思って外に出たら雪が降っている。朝、寒かったもんな。
 
それがいざドームの中に入ると中の熱気でダウンジャケットじゃ暑いぐらい。
グラウンドにはびっしりとブースが並び、人気のエリアは人の行き来もままならぬくらい。
最初に出会ったのがたまたま青森のエリアで、十三湖しじみラーメンや
田子のにんにく、青森県が最近力を入れているカシス、
それに妻に聞いていた嶽きみ天ぷらなど。
最近青森で話題の洋菓子屋「アルパジョン」も出店していた。
味噌カレー牛乳ラーメンは「味の札幌」ではなく「かわら」という店だった。
(後で高校の同級生のLINEグループで話題にすると筒井の方にあるよ、と教えてもらった)
 
この辺りはまだすぐ買えたけど、
遠くにちらっと見えた北海道のエリアは満員電車のような混雑。
「全国ご当地どんぶり選手権」はどの店も行列でどこにどう並んでるのかよくわからない状態。
北海道の「うにめし丼」や島根の「のどぐろ丼」がすごかったかな。
買ったばかりの丼を手に立ち止まって辺りを見渡す人もいれば
行き先が決まっていて急ぐ人もいて収集がつかず。
どの店も目立たせようと飛び掛からんばかりの看板とメニュー紹介で
店先では客引きが元気に声掛けしていて、情報量の多さにクラクラしてきた。
久々にコリャアカンと思った。
 
「開運たかさき食堂」というエリアがあって入ってみる。屋根があってアーケード風。
会期中の前半と後半で店が入れ替わったようで、4つあったうちのひとう、洋食屋のブースが気になった。
「絶メシ」と掲げられていて、絶滅寸前の昭和の町の食堂なのかなと思いきや、
絶品町グルメということらしい。両方の意味がありそう。
メニューには寺西精肉店のコロッケ、シャンゴという店のシャンゴ風パスタ、松島軒の黄色いカレーなど。
手始めに黄色いカレーを食べてみた。400円。
どろっとした懐かしい味のカレー。おいしいですね。今思うとコロッケをトッピングにすればよかった。
ブースの並ぶ奥にはダルマも売られていた。
 
隣りのエリアは沖縄。ここも混雑していて、抜けて会場を全体的に見てみた。
浜松の餃子、富山の白海老の天ぷら、大分の鶏めし、見るもの皆食べたくなる。
ステージでは民謡を歌って踊る女の子たちのグループが演じていた。
離れたところに青森県の各市町村のPRブースが並んでいる一角があって、
立地がよくないのか客の入りはあんまりだった。
一回りして最初の青森グルメのエリアに戻って味噌カレー牛乳ラーメンを頼んだ。
チャーシュー、メンマトッピングの全部乗せで1,100円。
実際の店よりも高いフェス料金なんだろうなあ。
 
観客席に上がって、空き席を見つけて食べる。
結構埋まっている。馴れている一家は二列に固まって
めいめいが食べながら「じゃあ次綿叱ってくるから」と立ち上がって買いに行く。
そんな感じに一日を過ごす親子を周りでチラホラと見かけた。
パンフレットを置いて席をとって皆出払っているという人たちもいた。
観客席の高いところから見下ろす。
拾いグラウンドがブースと観客で埋め尽くされ、その店のひとつひとつから幟が立っている。
ところどころ祭りと書かれた小型の白いアドバルーンも上がっていた。
観客席を取り囲むドームの広告たちもまた賑やかで。
こんな大規模のイベントは他になかなかないだろうな。
 
食べ終えてまた下りていってブラブラしようとしたら会場の照明が急にスッと落とされた。
スピーカーからはねぶた囃が。
お、ちょうどいいタイミングだ、せっかくだから見ていこうかとステージの方に向かうが、
皆同じように押し寄せるのでノロノロとした流れの中に入り込んでなかなか先に進まない。
ステージ前の観客席は有料となっていてそこも既に満席。
階段を上って行って2階の通路から眺めることにするが、この階段も渋滞。
ようやく辿り着いても人だかりが何重にもできていてよく見えない。
なんとか高い作で囲われたテレビ局の撮影しているマイクの後ろという位置をキープすることができた。
青森から来たのかハネトの代表がミスねぶた数人を紹介して、
このミスねぶたたちが一人ずつ、ねぶたの魅力や歴史を解説した。
ミスターハネトグランプリの男性が登場して跳ね方のレクチャーののちに、
衣装を身に着けた30人ぐらいのハネトの一段と共にねぶたの運行。
ねぶたは北村蓮明氏によるものだった。
パーツに分けて10トントラック2台で運んだという。
ステージをハネトとねぶたが一周する。
ラッセ―ラー、ラッセラーと力強く声を絞り続ける男性の方がすごかった。
 
ねぶたを見終えてまた観客席の階段からグラウンドに戻る。
またいくつかのエリアを見て回る。
北海道が一番人気かな。カニの甲羅焼きとか。トゲ付きのウニとか。
そろそろおなかいっぱいになってきた僕はコロッケの店でカニクリームコロッケを。
秩父の店のブースでイチローズ・モルトを売っていて、ハイボールを。
その近くの栃木県大田原市が最近名産にしているという唐辛子をたっぷり使った唐揚げをつまみにして飲んだ。
 
一時間ぐらいしかいなかったけど、しっかり堪能。
来年は一日がかりでぶらぶらしたいな、と思う。
熱気にやられっぱなしだったのにドームの外に出ると雪から雨に変わって、それはそれで寒かった。
ねぶた囃の余韻に浸りながら帰った。