四日市出張(2日目)

昨晩のこと。
仕事を終えて、こころ旅の総集編を見て部屋を出る。
四日市トンテキを食べようと、近鉄四日市駅の裏にある「一楽」という店に行ってみる。
アーケード街になっていて、飲食店が集まっていた。
表通りには表通りの。裏通りには裏通りの。
おしゃれな店といかがわしい店と。古くからの店とどこにでもあるチェーン店と。
一楽は中華料理屋で上の階もあるのか、宴会の賑わいが聞こえてきた。
一階席でも職場か何かの飲み会。
カウンター席に座る。生ビールとトンテキ定食。
地元の人にとってはチャーハンの店なのか、厨房ではひたすらチャーハンを作っていた。
単品やセットの注文が次々に入ってくる。
 
トンテキ定食が運ばれてくる。
分厚い肉をソテーして、荒く切って根元ではつながっている。
タレが甘くておいしい。ニンニク片もそのまま入っている。
これはご飯もビールも進む。
トンテキ定食は1,550円と高いが、
柔らかすぎず硬すぎずという絶妙な肉の存在感とこのタレなら全然ありだなー。
隣に座った若者はトンテキ定食の肉多めというのを注文していた。
知ってたら僕もそうした。
 
店を出てアーケード街をぶらぶらと歩く。
四日市中の若者がここに集まってくる、というのでもなさそう。
縦横数本のアーケード街が組み合わさったここは外れの方は人気もなく
開いている店も少なかった。
 
駅前に戻る。なぜかファミマが多かった。1ブロック歩くとファミマ。
セブンイレブンがかろうじて遠くに見えたぐらい。ローソンは入り込めず。
ファミマ王国なんだな。
 
「APITA」という大型商業施設の中も歩く。
1階がスーパーや飲食店で2階がドン・キホーテ
四日市ならでは、というものはない。
四日市の人には悪いが、大味な町だなあという印象を率直に持つ。
観光地も多いわけではなく、知られているのはコンビナートぐらいか。
郊外にはひたすらロードサイド。駅前に尖った店はない。
四日市は県庁所在地の津よりも人口が多いと聞いたが。
もっと活気のある町だと想像していた。
滞在時間半日では伝わらない街の魅力があると信じたい。
 
缶チューハイを買って戻ってきて浴槽にお湯を溜めて入る。
ツマミニなる話がなく、ねほりんぱほりんを見る。
8年目に突入だという、今回はそのプレ的な。
ゲストに矢野顕子が出ていた。
おんな酒場放浪記を見ているうちに寝落ちしかけてベッドへ。
 
妻は一昨日から風邪気味で、今晩になって熱が38℃を超えたと。
倦怠感と関節の痛み。
コロナかインフルエンザを疑っている。
 
翌朝。
浴槽にお湯を溜めて朝風呂。
妻は朝イチで病院に行くという。
こころ旅の再放送を見終えて8時半、スーツに着替えてチェックアウト。
(ちなみに今回の一泊は自腹)
 
駅まで歩いていく。
急行に乗って名古屋へ。混んでいて座れず。
女子高生が何人か乗っていて、次の近鉄富田駅で下りて行った。
中島らも『バンド・オブ・ザ・ナイト』の続きを読んで過ごした。
 
9時半前に名古屋駅に着いた。
コインロッカーに荷物を預けて東山線に乗る。2駅先の栄まで。
ブックオフ。SUPER BAZAAR なのでここも大きい。
太宰治を何冊か、中古CDを何枚か。
めぼしいものはないかなと思いきや、ブラジルやレゲエのコーナーがよかった。
冬の出張の時に買うかどうか迷って買わなかった
Dungen の国内盤がまだあったので買うことにした。
 
DiskUnion へ。
ここもブラジルとレゲエが充実してて。
いいコレクションを売った人がいるな。
Neco や Tepica '73 の国内盤など。
Bob Marley 「Chances Are」が国内盤380円。初めて見た。
時間をかけて選んで篩にかけて、それでも1万円以上使ってしまった。
いい買い物ができたとは思う。
 
名古屋駅に戻ってきて、昼を食べようと大名古屋ビルヂングの地下に入ってみた。
たぶん初めてだと思う。
古びたビルという印象があったが、飲食店街はかなり新しかった。
しかもさほど並んでいない。
名古屋コーチンの店で親子丼とチキン南蛮のセットを食べた。
 
妻の具合がよくないということもあって新幹線を1時間早める。
妻のリクエストでパンを、とのことで前から気になっていたあんぱんの店でお土産を買った。
ハイボールと氷を買ってホームに上がると修学旅行の車両が通過するところだった。
制服を着た高校生が弁当を食べていた。
 
車内は混んでいたが、隣の席が空いていて助かった。
ハイボールを飲みつつ、買ってきたCDの解説を読みながら過ごした。
東京駅に着いたのは15時半頃。
家には17時前に着いた。
荷物を片付けてシャワーを浴びる。
 
妻が布団で寝ていて安静にしていて、その側でみみたが寝そべっている。
みみたがずっと離れないのだという。