四日市出張(1日目)

この日はひょんなことから四日市市に出張。
6時起きでスーツを着て豊洲へ。
とあるお客様に対して、とある領域に関する取り組みについて説明する。
説明内容に関して一昨日、意識合わせの打ち合わせを行った。
その際に印刷したのは要りますか? と聞いたら「一部ください」と。
ただそのためにわざわざ豊洲の本社に行って印刷する。
それだけというのも芸がないので余分に印刷して
会社案内もつけて封筒に詰めて持って行くことにした。
 
オフィスを出たのは8時過ぎ。
有楽町線に乗って有楽町で下りる。
東京駅まで一駅歩く。
新幹線の予約を少し早める。
朝食代わりにおにぎりと温かいお茶を買って乗り込む。
s-work 車両。
ノートPCを広げ簡単な仕事を。
打ち合わせも一本。トンネルに差し掛かると声が届かなくなる。
 
11時前に名古屋に到着、近鉄戦の駅まで急ぐ。
急行電車に間に合った。
秋の快晴。
桑の手前だったか、木曽川を渡った。
東北に育つとこんなに大きな川はなじみがない。
 
11時半、近鉄四日市駅に到着。
昼を食べようと近鉄百貨店1階のラーメン屋に入る。
「尾鷲しおラーメン モクモクしお学舎」
この辺りでは人気の店のようだ。
伊賀の方に「モクモク手づくりファーム」というのがあって、
その系列のレストランや直売店三重県に限らず
名古屋や大阪にもあるようだ。
そのラーメン屋がここ。塩づくりにもこだわりが。
3種類のチャーシュー麺にした。
手づくりで時間かかると説明書きにあって、確かにそうだった。
でも確かにおいしいスープだった。
 
上司と落ち合い、訪問先へ。
途中ホテルに寄って荷物を預ける。
説明はおおむねつつがなく終わった。
もしかしたら11月、再度となるかもしれない。
 
終わって上司とJRの四日市駅まで歩いていく。
近鉄四日市駅とJRの四日市駅が再開発エリアだというのでどんな感じかと見に行く。
近鉄寄りの方はまだ賑わいがあったが、JRの方は閑散としていて人通りもほとんどなかった。
昭和の時代の駅というか、フェリー乗り場のようだった。
飲食店も何もない。
上司はここから名古屋駅まで乗って行くという。
そこで分かれて僕は一人、港の方まで歩いて行った。
わずかばかりのスナック街でさえ色あせている。
そんな裏通りに職安があって軽自動車が並んで待っている。
アーケードの商店街も閉店の貼り紙とシャッターと。
そこに夕暮れの日差しが差し込む。
 
歩道橋に上ると赤と白の煙突、煮しめたような灰色のパイプがこんがらがった工場。
ああ、いいなあ。
コンビナートっていいなあと思うが、歩いても歩いてもなかなか近づかない。
というか近づけない。
例えば行ってみたらコスモ石油の門があって塀が張り巡らされていて、要もなく入るわけにはいかない。
港に出ても変わらない。
誰もいない桟橋を歩いていたら軽トラが入ってきて、近くに停まってびびる。
「おい!」と声がかかって、振り向いたら小屋の中に男性がいた。
軽トラを運転してきた人が友人か何かで渡すものがあったようだが、
自分が注意されたような気がして早々に港を後にしてしまった。
思い付きでふらっと来るのは難しいところなのだとよく分かった。
次来たときは知っている人の案内を受けたい。
夜景を見たいと思っていたが、今回はそれどころじゃなさそう。
 
15時半。この地のブックオフに行ってみたいと思うが、歩いていくには遠い。
JR の駅に戻り、一駅乗って行く。
ホームに大勢の中学生か高校生が待っていた。下校の時間か。
そこに慌てて走ってくる生徒が。
ここは無人駅か。小さな待合室があるだけ。
とはいえ、国道沿いでロードサイドの店が果てしなく並ぶ。
世の中のロードサイド、ここにないものはない、というぐらいの。
 
その中にブックオフがあった。
ここのは SUPER BAZAAR だけあってとてつもなく大きい。
もとは倉庫だったんじゃないか、ってぐらいの。
110円コーナーで在庫用に太宰治寺山修司町田康を合計9冊買う。
四日市まで来て何やってんだか……
CDコーナーもなかなかよかった。
アストル・ピアソラのセントラルパーク・コンサートの日本盤であるとか。
 
帰りは別の路線に乗って行く。
四日市あすなろう鉄道近鉄の沿線だった。
これは車両も小さく、路面電車感覚。
住宅街の中をトコトコと行く。
日永駅から乗って2駅、終点のあすなろう四日市駅へ。
市民の乗客に混ざって下りる。
 
ホテルに戻ってきて17時。
仕事を再開してメッセージへの返信など。
製氷機のある階、かつ目の前というなんとも素晴らしい部屋だった。
この後はこころ旅を見た後で四日市トンテキを食べに行く。
その後はまったりテレビを見ながら缶チューハイか。