先週買ったCD #159:2023/10/30-2023/11/05

2023/10/31: www.hmv.co.jp
吉井和哉 「20」 \2750
Humbert Humbert 「Folk 4」 \2750
Pst Malone 「Twelve Carat Toothache (Japan Special Edition)」 \3036
Pharoah Sanders 「Pharoah」 \4994
Van Halen 「The Collection II」 \9283
 
2023/10/31: www.amazon.co.jp
Horace Andy 「Get Wise」 \1954
 
2023/10/31: ヤフオク
Sun City Girls 「Live From The Land Of The Rising」 \2000
 
2023/11/01: www.amazon.co.jp
Silvia Perez Cruz 「Ma・Live In Tokyo」 \2990
 
2023/11/02: diskunion.net
(V.A.)  「Lonely Is An Eyesore」 \3450
Black Uhuru 「Live At Rockpalast Essen 1981」 \2250
(V.A.) 「Born Bad」 \880
 
2023/11/02: www.amazon.co.jp
Nitty Gritty Dirt Band 「Uncle Charly & His Dog Teddy」 \2500
Steve Earle 「Train A Comin'」 \213
 
2023/11/03: 江古田店
Ego-Wrappin' 「Best Of Ego Wrappin'」 \1110
 
2023/11/03: diskunion.net
Silvia Perez Cruz 「Joia」 \2150
 
2023/11/04: BOOKOFF 練馬光が丘店
Pat Metheny Group 「Letter From Home」 \692
 
2023/11/04: BOOKOFF 練馬区役所前店
Thad Jones / Mel Lewis 「Central Park North」 \692
Jurassic 5 「Power In Numbers」 \330
 
2023/11/04: www.amazon.co.jp
Buck-Tick 「狂った太陽」 \2530
 
2023/11/05: www.hmv.co.jp
Motorhead 「Live At Montreux Jazz Festival」 (\2871)
HMV のポイントで
 
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Ego-Wrappin' 「Best Of Ego Wrappin'」
 
朝ドラ『ブギウギ』が快進撃を続けている。
前期の『らんまん』から、NHKもようやく迷いの時期を抜けたようだ。
ニュース記事を読んでると『ブギウギ』に関する否定的な発言はほとんどないようだ。
あまりによく出来すぎててケチのつけようがなく、
今、ほぼ強引につけられてるケチが、
オープニングの人形アニメの首が長くて気持ち悪いとのこと。
重箱の隅にも程がある。
 
そのバックで流れているのが、”ハッピー☆ブギ”という曲で
Ego-Wrappin' の中納良恵、ヒロインの趣里さかいゆうの3人の名前がある。
(作詞作曲は服部隆之。父は作曲家の服部克久ですね)
 
10月頭、第一回目の放送を見ていて初めてこの曲を聞いて
この3人の名前を見たとき、
Ego-Wrappin' もついにここまで来たか! ここまで登り詰めたか! 
と感慨深い気持ちになった。
 
僕がその名前を聞いたのは入社2年目なので2000年か。
とある、当時最先端のベンチャー企業の方たちと進める案件があった。
打ち合わせに行くと、その時々のいろんなメンバーでよく一緒に昼を食べた。
その中の一人の方が週末はアマチュアだけどDJをやってて、
どんな音楽を聴きますかという話になった時に
日本だとこれしか今は聴かないですね、と前置きして出てきた名前が
Ego-Wrappin' だった。
 
ちょうどミニアルバムを出し始めたころで、それを何枚か買って
その翌年に1枚目のフルアルバムが出たのかな。
そのうちに”くちばしにチェリー”がヒットして PV がよく深夜のテレビで流れるようになって
あっという間に全国区になった。 
 
ジャズ、ブルース、レゲエをブレンドした音楽に昭和歌謡がまぶされる。
今でこそよく見られるスタイルだけど
その走りが、少なくとも最初の成功例が、 Ego-Wrappin' だったように思う。
 
他と大きく分けたのはやはり、中納良恵のビターな声ではないか。
哀感を湛え、どこかミステリアスな。
もっと言うと負のオーラを体現するような声。
まさにブルースを唄うにはうってつけの声。
それが”ハッピー☆ブギ”として全国の茶の間に朝から流れるんだからなあ。
こんな痛快なことはない。
あまちゃん』の大伴良英のオープニング曲に続く快挙だ。
 
戦前戦後という時期を扱ったドラマでありながら
歌詞に宇宙旅行という単語が出てきたりという
あえてのミスマッチもよくできている。
 
平日は毎日この曲を聞いてて、Ego-Wrappin' 聞き直したいなと思っていたら
たまたま江古田のブックオフで2枚組ベストアルバムを見つけて購入した。
1枚目が『ヤルキ盤』で2枚目が『セツナ盤』となっていて、その振り分けもいい。
これは決定盤だな。
やはり「満ち汐のロマンス」(2001)や「Night Food」(2002)といった
メジャーデビュー直後の曲が目立つ。