選択

こんな状況を考える。
 
壊滅的な自然災害であれ、戦争などに起因する文明の破綻であれ
人類は絶滅の危機に面していた。
残された者はごくわずかとなった。残り100人を切った。
この地球上にはあなた一人だけが住むドームと、残り90数人が生き残るドームがあるだけ。
食料や水といった生活物資はそれなりにあるが、無尽蔵ではない。
いつか終わりが訪れる。
 
なんらかの技術的な事情により、直接意思の疎通を図ることはできない。
コミュニケーション手段はことごとく破壊され、失われ、
唯一残されたのは互いのドームを撮影する監視カメラだけとなる。
映像のみ。音声は聞こえない。
 
そんな状況下で、あなたにお告げが下される。
神様が夢に現れてかもしれない、何らかの複雑な数式を解いてかもしれない。
ふたつの選択が迫られる。
 
1)あなたが死を選べば、残りの90人たちはもう少し生きのびる。
2)あなた一人だけが生き延びて、向こうの90人たちは死に絶える。
 
あなたは1)を選べるだろうか。
2)を耐えられるだろうか。
 
いろんな条件が明確になれば、与えられれば、
より適切な選択が可能となるかもしれない。
そのとき、あなたの選択は変わるだろうか。